重力ラマルキズム

gravity-ramarckism

 西原克成

ラマルク>やあ、またあうことができたね。この理論に僕の名前が冠されたことを光栄におもうよ。

ソフィー>あなたが出てきたってことは、この学説が「獲得形質」の発展型になってるってことね。

ラマルク>そう、生物は生まれた後に経験したことを後生に伝えることができるってことが、改めて発見されたんだ。

ソフィー>どんな発見?

ラマルク>ホヤの幼生は生まれたばかりの時にオタマジャクシのように尻尾があって海中を泳ぐ。やがて海中に張り付いて成体となるんだけと。初期のホヤを人工海水に入れてガドリウムイオンを加えるとホヤは尾をもったままで成体になってしまう。

ソフィー>つまり、初期の魚を作り出すことができるってことね。

ラマルク>これは、遺伝子によるものではなく、外部因子が作用したものである。

もっと例をあげよう。

メキシコ湾の洞窟で目を持たない種がいる。この魚に生後すぐに光を与えると目が作られるのだ。

例えばサメの骨格は軟骨でできていいて、我々のように骨髄は存在しない。だかサメに強い重力や電気の刺激を加えると骨の中に骨髄ができてくる。

サルの子供をベットに仰向けにくくりつければ、足も背骨もまっすぐな亜種ができてしまう。

人間だって、首を長くしたりできる。

ソフィー>でもそれは次世代に遺伝する?

ラマルク>違う違う。環境が遺伝するんだよ!つまり外的要因が継続するんだ。

コンピューター時代の今なら分かってもらいやすいと思うけど。生まれたばかりの体はソフトをインストールする前のコンピューターみたいなものだ。

そのソフトは生体力学的な外部要因なんだ。

この外部因子は重力、光、電磁気力を始め様々な化学物質ある。

信じがたいとこだが生物学はこうしたエネルギーを無視してきたのだ。

言ってみれば物理学を忘れた生物学といえる。

生物進化の革命を振り返ってみよう

  1. ホヤの幼形進化から脊索のある魚型動物が誕生。やがて甲皮、歯と顎を獲得する。
  2. その脊椎動物の上陸作戦が展開されるなか、肺呼吸を獲得したこと
  3. やがて咀嚼システムの獲得し今の哺乳類に至る。

これらは突然変異では説明できないし。そもそも突然変異は不利に働く、さらに何世代がすると希釈されてもとに戻る。

 

分子生物学の進化論はあきらかに進化間違いです。絶滅するとっていいでしょう。

ネオダーウィニズムだけではすでに破綻しているが、更に複雑系かスーパーシステムの導入が必要となり、迷宮に入りかねない

 

 

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