1881年

マイケルソン・モーレーの実験

Michelson & morley

 

 

マイケルソン・モーレーの実験は特殊相対性理論の根拠となっている。

実験目的:エーテルの存在を実験にて観測しようとした。

実験方法:光を互いに垂直な2方向にわけ、それぞれ鏡との間の距離を往復させた後、再び合成して干渉させる。エーテルに対して地球が運動している方向と、それに垂直な方向では、同じ距離に対しても光の往復にかかる時間に差がある、位相を生じ、干渉縞を生じるが、装置全体を90度回転させれば位相が変化するので、干渉縞は移動するはずである。

結果:失敗におわり、エーテルの存在は否定された。この結果はそれまでの物理学の法則に反する。世界中の物理学者がこのつじつまをあわす、法則を探そうと悩みつづけたが、アインシュタインは、「ならば、物理の法則そのものを結果にあわせて入れ替えてしまえ」と大胆 な逆転の発想をした。

「光速度不変の法則」だ。これが、特殊相対性理論の根拠のひとつになっている。

死角:この実験は1881年であって、地球の自転と公転の速度しか、計算にはいってない。

最近では、太陽系自体が銀河のふちを回転していることは誰でも知っているし、さらにその銀河自体が、高速で移動しているなどとは夢にも思っていなかった。

つまり、計算のパラメーターに入っていないのだ。

 

地球の移動は小さいほうから下記のように、並べられる

@地球の自転:秒速460m

A地球の公転:秒速30km

B太陽系が銀河の縁を移動する速度:秒速250km

C銀河系がハッブルの膨張に関係なく宇宙を移動している速度:秒速700km

 

ソフィー>それほどの高速でもやはり干渉縞が観測できなかったということは、実験の失敗をより強化するにすぎない んじゃないの?

アルキメデス>そうとも言い切れない。マイケルソン・モーレーの実験で、エーテルドリフトが検出できなかったというのは、本質的に意味は別である。 それにはダークマターを冷静に考えてみればわかる。

ダークマター

 

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