ガリレオ

1564〜1642

1632年「天空対話」を発表。我々は一夜にして宇宙の中心から辺境の小島に追いやられてしまったのである。

この宇宙地図の中の位置づけられかたは、人類の心を大きく2つに引き裂くことにもなった。

つまり、辺境に追いやられたという自信喪失と宇宙の一部であるという確信の2つである。

前者はその後の決定論的世界観の台頭とともにますます疎外感と高め科学きらいとなり、後者は科学擁護派となるのである。

一般にこの説により宗教裁判を受けたとされるが、実はこれが罪状ではなく、望遠鏡で太陽を観測し、その黒点を発表したことによるものであり、「太陽冒涜罪」で宗教裁判を受けたというのが真相である。

いずれにしても、この裁判のことがあまりにも有名で彼のもう一つの功績は隠れてしまっている。

その功績は、それまでの星は天空の幕に張り付いているというモデルをこわし、宇宙は無限であると唱えたことなのである。


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