*素粒子表

 素粒子と粒子は言葉が統一的に使われていないだけでまったく同じ意味です。
この素粒子はいくつ発見されているでしょうか?3つ?9つ?いやもっと多くて200近くも発見されてます。


名称

 

記号
  粒子 反粒子
光子 γ
レプトン 中性微子 Ve Vμ Ve Vμ
  電子
  ミュー中間子 μ μ
ハドロン 中間子 パイ中間子 π+ π°π
    ケイ中間子 + K° K°K
    イータ中間子 η
  バリオン 陽子
    中性子
    ラムダ粒子 Λ Λ
    シグマ粒子 + 煤窮 + 煤窮
    カスケード粒子 ΰΠΰΞ
    オメガ粒子 Ω Ω

1930年代には光子と陽子そして電子の3つしか知られてなかったのに、加速器による粒子同士の衝突実験によって、次々に発見されていったんだ。この内、光子、陽子、電子は別の粒子と衝突させない限り永遠に存在するとされているけど、その他の素粒子は短い時間で自然に崩壊して短いのもは100万分の1秒の寿命しかない)安定した粒子に姿を変えていく。それ故、最近では素粒子は粒子としてとらえるより、ダイナミックなプロセスとしてとらるほうが主流になっている。
ハドロンは強い相互作用を持つグループをまとめたもので、さらに質量の重いものをバリオン、中ぐらい質量のものを中間子(メソンともいう)にわけられている。レプトンは弱い相互作用に関係し、質量は軽く、粒子の崩壊時に見られるものだ。
(質量は重さと考えていいです。ふつうのものをはかるときには引力による重さではかりますが、素粒子の場合は引力に関係のない重さではかるのです)
このうちフォトンはもっとの謎につつまれていてる。
陽子はプラス、電子はマイナスの電荷をそれぞれ持つが、質量は1836:1も差がある。中性子は陽子と同じ質量なのに、電荷をもたない。これだけでもややこしいのに、フォトンは、エネルギーを持ちながら、質量を持たないのである。
理論上「重力子」(グラヴィトン)という粒子も考えられるというが、まだ検出方法の見つかっていない。

最後に覚えてもらいたいのは、素粒子を知ることは、世界を、宇宙をそして私たち自身を知ることになるのだということです。 ではまた。

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