HOME 2004/11/29 1549359.doc 1 =イノベーション経営(‘05)=(TV 〔主任講師:亀岡秋男(北陸先端科学技術大学院大学教授) 〕 〔主任講師:古川公成(中村学園大学教授)〕 全体のねらい 如何にしてイノベーションを促進し、新産業・新技術を創出するかが現代日本にとって最大の課題であ る。この課題の解決には、創造的な目標を構想し、イノベーションを起動させ、これを積極的に推進す る技術マネジメントが不可欠である。本講座の目標は、技術イノベーションを促進するプロデューサー の養成にある。画期的な技術を開発し、これを事業化し、世界経済の発展に寄与する新産業の創出につ なげるという、重要な役割を担うプロデューサーに求められる基本的な知識や考え方を指摘し、イノベ ーションの推進にチャレンジする意欲の高揚をはかることに本講座の狙いがある。 回テーマ内容 執筆担当 講師名 (所属・職名) 放送担当 講師名 (所属・職名) I. イノベーション概論
1 「イノベーション 経営」序論: 技術立国日本の産業にとって、技術的なイノベーシ ョンを推進する人材の育成が急務である。この章で は、技術的なイノベーションが小さく芽生え、徐々 に開花して大きな産業に発展するまでのプロセス の全容を概観し、この科目の構成を鳥瞰する。 亀岡秋男 (北陸先端 科学技術大 学院大学教 授) 亀岡秋男 (北陸先端 科学技術大 学院大学教 授)

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イノベーションと 科学技術−その歴 史的展望−: 産業革命以降、今日に至まで、世界経済の発展は産 業技術の進歩に依存するところが多かった。新しい 技術が新たな産業の創出につながった歴史上の具 体例をいくつか分析しながら、イノベーション推進 の条件を考察する。 原陽一郎 (東レ経営 研究所顧 問) 原陽一郎 (東レ経営 研究所顧 問)
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イノベーションの プロセス−最近の イノベーション理 論とマネジメント の意義−: 新たな技術が大きな産業に発展するまでの長期的 かつ広範囲にわたるプロセスを代表的な幾種かの 実例について分析し、イノベーションを促進する要 因、阻害する要因を指摘し、望ましいマネジメント のあり方を考察する。 原陽一郎 原陽一郎
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イノベーションと 産業のダイナミズ ム: イノベーションの創生から新産業創出・発展のプロ セスを分析する。繊維・鉄鋼・自動車・化学産業か らデジタルAV・携帯電話・ロボット、時計・液晶・ プリンタさらには、医療産業など標準化も含めて産 業のライフサイクルとして生成過程を捉える。 原陽一郎 原陽一郎 2004/11/29 1549359.doc 2 回テーマ内容 執筆担当 講師名 (所属・職名) 放送担当 講師名 (所属・職名) U 企業のイノベーション・マネジメント
     

     
     
     
  ロストウの社会発展の5段階説  
     
競争力の構成要素    
     
     
 
     

5 イノベーター人材 の創出 −目標創設型リー ダーの育成−: 技術と社会、経済、文化等、広い視野から将来のあ るべき姿を構想し、これを実現する具体的に目標コ ンセプトを創出し、かつ現実的なアプローチの方法 論を提示し、これを実践する「テクノプロデユーサ ー」の育成と活動環境について考察する。 亀岡秋男亀岡秋男
     
  サイエンスとは切り離されたマーケット発見にある。そのほうが成功確立がはるかに高い。 第3モデルでも「どこかに魚ガる」である・
     
    世界1にならなければ、日本1にならない。

3模倣の廃除、2作る喜びうる喜び買う喜び4企業家精神の鼓舞

     
概念作成、目標創造 戦略的糸 斬新的実験主義

アポロ計画は真髄をついている。

   
     
演繹は何百回繰り返しても知識は増えない。

帰納は少しは増える。

アブダクションは非常に増える。

   
競争とは、猪瀬▼1
真の競争力とは
猪瀬博氏(元国立情報科学センター長、元東京大学総長)は、2000年7月7日、社団法人「科学技術と経済の会」産業科学技術競争力委員会委員長としての基調講演の中で、今後日本のとるべき新しい競争理念を説いた。「競争する(compete)という語は、ラテン語のcompetereに由来する。comは〈共に〉の意、petereは〈求める〉の意であり、したがってcompetereとは、〈共に求め合う〉を意味する。何を求め合うのか? それはイデア(idea)すなわち人類の理想である。理想を求め合うとき、人々は互いに助け合い、また競い合うことによって切磋琢磨に努める。互いの欠点や誤りを是正し合い、かつ互いの美点や正しさを認め合うことによって、理想を追求するのが、真の競争の姿でなければならない。競争力とは、自己鍛錬の力でなければならず、権力、駆け引き、詐術などを駆使して他に優越しようとする力であってはならない。競争の目的は人類の理想の追求だからである」と諭され、人文科学と自然科学を統合する「総合競争力」という新しい理念を説かれた。

6 技術・市場の予測 と新コンセプトの 創出: 産業の基盤技術、需要構造、企業間競争などに変化 の潮流を察知し、画期的な新製品や新産業のコンセ プトを提示してみせる、ビジョナリー・リーダーが いる。そうしたリーダーの発想と新産業創出のプロ セスを分析する。 亀岡秋男 亀岡秋男
     

  ト特許はニーズとシーズをあわせた未来予測。

目標はムービングターゲット。夢の未来、予測の未来、計画の未来。外れてもいい。軌道修正でいるなら。

 

ムーアの法則

デルファイ法

 
     
     
     
     
    アブダクション仮説設定 帰納法や演繹法よりはるかに多き
    戦略ロードマッピング
     
     
     

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新製品の創出: 画期的な新製品には、忍耐強く、その需要をゼロか ら開拓する努力が必要になる。新製品が新事業を支 える主力製品に成長するまでには、既存製品との競 合があり、代替技術との競争があり、新規参入企業 との競争もある。 古川公成 (中村学園 大学教授) 古川公成 (中村学園 大学教授)
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経営戦略と技術戦 略 −戦略ドメインと コアテクノロジー −: 自社が得意とする技術力をどのようにして効果的 に企業経営に活かすかについて、事業戦略ドメイ ン、コア・コンピタンス、コア・テクノロジー、お よび事業活動の組み合わせ(ポートフォリオ)など の視点から考察する。 許斐義信 (慶應義塾 大学教授) 許斐義信 (慶應義塾 大学教授)
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技術戦略推進のプ ロセス: 画期的な産業技術が出現すると、新技術に置きかえ られる恐れおそれがある既存製品や既存技術の市 場地位を守る努力が始まる。市場での、変化への抵 抗に対処しながら、新技術の市場地位を確立する方 策の選択肢を考察する。 古川公成 古川公成
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研究開発投資とリ ターン −R&D生産性の 向上−: R&D 投資の経済効果や、投資リスクはどんな基準 で評価できるかについて、定性的および定量的な考 え方を比較検討する。さらにR&D投資の効果を高 める工夫と、R&D活動を管理運営する際の幾通り かの考え方を探る。 許斐義信 許斐義信 2004/11/29 1549359.doc 3 回テーマ内容 執筆担当 講師名 (所属・職名) 放送担当 講師名 (所属・職名)
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知的財産の戦略 −世界戦略の主軸 に−: 技術的な知的財産にかかわる蓄積と管理の仕方は、 技術立脚型企業の存続と発展に直接の影響を与え る。知的財産権の確立に伴う国境を越えた熾烈な競 争と、画期的新産業技術を巡る国際標準化の競争の 代表例を分析する。 許斐義信 許斐義信
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知識創造経営−個 人・グループ・組織 の知の創造−: 知識創造(Knowledge creation)がイノベーション の源泉である。科学技術にも経営にもナレッジマネ ジメントが重要となる。知識創造理論を中心に、個 人、グループ、組織の知の創造、特に暗黙知と形式 知との転換プロセスとその場を理解し実践に生か す方法論を示す。 野中郁次郎 (一橋大学 大学院教 授) 野中郁次郎 (一橋大学 大学院教 授) V 国レベルのイノベーション
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製品アーキテクチ ャと組織能力: 設計思想としてのアーキテクチャという概念を説 明し、組織能力とアーキテクチャの相性が現場の競 争力を左右する、という仮説を、実例を説明し検討 する。中国の産業競争力に関するアーキテクチャ分 析も試みる。また、現場の競争力が収益に結びつき にくい日本企業の特徴を踏まえ、アーキテクチャの 位置取り戦略も紹介する。 藤本隆宏 (東京大学 大学院教 授) 藤本隆宏 ( 東京大学 大学院教 授)
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ナショナル・イノ ベーションシステ ム−イノベーショ ン促進への産学 官・社会の役割: 経済のグローバル化が進む中で、競争力のある企業 の立地には、極端な偏りがある。この状況をナショ ナル・イノベーション・システムという考え方に添 って分析し、技術革新の促進に政府が果たす役割を 考察する。 霍見芳浩 (ニューヨ ーク市立大 学教授) 霍見芳浩 (ニューヨ ーク市立大 学教授) V イノベーション経営:まとめ
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イノベーションの マネジメント−総 集編: グローバルに展開する技術イノベーションを効果 的に推進するイノベーターに求められる考え方や 知識、資質や能力、発想や行動パターンを概観する。 そうした技術プロデューサーに期待される発想・思 考形態や意思決定・行動様式を総括し、この科目の 目的を整理する。 古川公成古川公成