<嗅ぐ>
私達は嗅覚を犠牲にして知性を発達させたらしい。原始的な猿ほど目は左右の側面にあるが、人間においてはほとんど正面に移動している。枝から枝へ移動するのに二つの視界が重ならないと距離が測れない為、樹上にて暮らすうちに徐々に正面に移動して来たのだろう。
ところがこの日の新しい位置関係により顔が平らになった為、鼻は短くなり、嗅覚は退化した。臭覚を支配していた脳も退化し、発達し始めた知性が、そこで発達した。つまり嗅覚の脳が退化し、空き領域ができて、はじめて新たな知性が発達することができたようなのだ。
犬は嗅覚が人より百万倍するどいが、ではその分知性は百万倍劣るのか?そんなことはないだろう。犬が引っ越した主人を慕って何万キロも旅してやってくる話なんてのもあり、百万倍知性がおとる動物には思えない。(知性は測定できないが)ただ、なにかの機能を百万分の一まで落としてまで知性の発達はペイするとDNAは計算したようだ。
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