酸素
錆や火の例でも分かるように、酸素は反応性の高いガスである。
すばやく他の分子と結合し、全てを容赦なく一方的に酸化させていく。もともと酸素は毒なのだ、私達は毒ガスの中で生まれたといってもいい。ところが、この毒がないと生きて行けないが、実際には何十ものフィルターにより酸素は分解されて、直接接触はされてない。酸素を利用しているにすぎない「純好気性生物」が私たちだ。
では「純嫌気性生物」はどう進化したのか?未だに原始的な虫(ウジや回虫)以上に進化してない。
もともと毒であったものすら、進化の為に取り入れ、飛躍の鍵とし、ついには、毒に依存すらしてしまうところに進化の不思議な底なしの力を感じる。
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