ついに銀河系の英雄だった2人のジェダイが互いに戦うときがきたのだ。灼熱の溶岩を背景に、青い2本の光刃が激しく交錯しはじめた。
そのころ、元老院の議長執務室にはパルパティーンの前にヨーダが姿を現していた。闇と光、それぞれの頂点に立つ2人が、元老院議事堂で激しくフォースをぶつけ合う。力ではヨーダがやや勝っていたものの、完全に圧倒するには至らなかった。もはや銀河系のフォースはダークサイドに大きく傾いているのだ。勝利はないと悟った老ジェダイ・マスターは議事堂から脱出し、ベイルに救われる。そして、彼らはオビ=ワンと合流するため、再び首都を離れるのだった。一方、皇帝はフォースの乱れからヴェイダーの危機を察知していた。彼はシャトルを用意させると、ムスタファーへと向かったのである。
ムスタファーではアナキンとオビ=ワンの死闘が続いていた。両者は分離主義勢力の本部から外の溶岩流の中へと場所を変え、互いに一歩も退かない攻防を繰り広げる。戦いの途中、オビ=ワンはパルパティーンの邪悪さを訴えるが、アナキンにとってはジェダイこそが裏切り者であり、悪の存在だったのだ。やがて英雄たちの戦いは大詰めに差し掛かり、アナキンが次の一撃で決着をつけると宣言する。
オビ=ワン: お前には失望したよ、アナキン。裏切られた。
アナキン: ジェダイの乗っ取り計画を知っておくべきだった。
オビ=ワン: アナキン、パルパティーン議長は邪悪な男だ!
アナキン: 僕の視点ではジェダイこそが邪悪だ。
オビ=ワン: おまえは道を誤ったんだ!
アナキン: これであんたも終わりだよ、マスター。
だが、フォースはオビ=ワンに味方した。2人は溶岩採集用の小型浮遊プラットフォーム上で戦っていたが、オビ=ワンは陸地を発見すると一気に飛び移り、有利な立ち位置を得たのである。しかし、絶対の自信を持つアナキンはそれでもオビ=ワンに襲い掛かり、戦いの幕を閉じた。
オビ=ワン: 終わりだ、アナキン。地の利をとったぞ、私が優位だ。
アナキン: 僕の力を見くびるな。
オビ=ワン: やめておけ。
アナキンは義手を除く手足をすべて切断され地に落ちた。、
オビ=ワン: おまえは選ばれし者だった!シスを滅ぼすはずが、それに加わるとは!フォースに均衡をもたらすはずが、闇の中に葬るとは!
アナキン: 貴様が憎い!
オビ=ワン: おまえは弟同然だったんだ、アナキン。愛していた。
苦悶の叫びをあげながら引火した溶岩の炎に包まれる。
オビ=ワンはアナキンを愛していた。彼はかつての弟子であり、選ばれし者だった男のライトセイバーを拾い上げると、深い哀しみを胸に船へと引き返すのだった。