その後、バンカーと名づけられたシールド発生基地で、帝国軍に投降したルークはヴェイダーとおよそ1年ぶりの再会を果たす。ヴェイダーが息子の成長を認めると共に、ルークはヴェイダーが父親であることを認めていた。ルークは父にかつての自分を思い出させ、改心を迫るが、彼は皇帝への忠誠を強調し、ルークをマスターのもとへと連れて行くのだった。 

 

Igar: 投降してきた反乱分子です。この男は否定しておりますが、まだ仲間がいるものと思われます。付近一帯の捜索を指揮する許可をお願いいたします。武器はこれだけを所持していました。
ヴェイダー: よくやった、司令官。わしに任せるがよい。捜索を指揮し、こやつの仲間を連れてくるがよい。
Igar: はい、閣下。
ヴェイダー: 皇帝がお待ちかねだぞ。
ルーク: 分かってます、父さん。
ヴェイダー: ほお、事実を受け入れたか。
ルーク: あなたがかつてアナキン・スカイウォーカーだったという事実を受け入れたんですよ、父さん。
ヴェイダー: その名前はもはやわしにとって何の意味もなさん。
ルーク: あなた自身の本当の名前ですよ。忘れているだけです。あなたにまだ善の心が残っていることも分かってる。皇帝もすべてを奪い去ることはできなかったんだ。僕を殺さなかったのもそのためでしょう。僕をすぐに皇帝へ差し出さないのもそのためです。
ヴェイダー: 新しいライトセイバーを作ったようだな。見事な出来栄えだ。皇帝が予見したとおり、確かにおまえは強くなった。
ルーク: 僕と一緒に来てください。
ヴェイダー: オビ=ワンもかつておまえと同じことを考えていた。おまえたちはダークサイドの力を知らんのだ。わしは皇帝に逆らえん。
ルーク: 僕は転向しませんよ。父さんは僕を殺すことになるでしょうね。
ヴェイダー: それが運命ならば仕方あるまい。
ルーク: 心を開いてください、父さん。そんなことできるはずがない。心の中に葛藤があるのがわかります。憎しみを捨ててください。
ヴェイダー: もはや遅いのだ、息子よ。皇帝がフォースの真の姿を示してくれるだろう。彼がおまえの師となるのだ。
ルーク: 父さんは本当に死んだな。

 

Death Star -- Throne Room

 

 

玉座の間でついにルークと対面したパルパティーンは、第2デス・スターの情報を同盟軍に与えたのは自分の仕掛けた罠であると告げ、ルークの怒りを誘う。2人の暗黒卿はルークに憎しみの感情を芽生えさせ、フォースのダークサイドへと誘惑しようとするのだった。

皇帝: ようこそ、若きスカイウォーカー。待ちかねていたぞ。それはもう必要あるまい。

皇帝がフォースで、ルークの手錠をはずした。


皇帝: 衛兵ども、下がってよいぞ。
皇帝: そなたの修行を終わらせてやるのが楽しみだ。いまに余を師と呼ぶようになるだろう。
ルーク: あなたは大きな間違いを犯している。僕を父のように改心させることはできない。
皇帝: それはどうかな、我が若きジェダイよ。多くの点で間違いを犯しているのはそなたのほうであろう。
ヴェイダー: こやつのライトセイバーです。
皇帝: ほお。ジェダイの武器だな。父親のとよく似ておるわ。
皇帝: 今となっては父をダークサイドから取り戻すことは不可能だ。それはそなたとて同じことよ。
ルーク: あなたは間違っている。僕は直に死ぬ・・・あなたも一緒だ。
皇帝: もうじき行われる反乱軍艦隊の攻撃のことを申しているのであろうな。うむ・・・友人たちが攻撃してこようと、ここにいれば我らは安全だ。
ルーク: その自信過剰があなたの弱点だ。
皇帝: 友人たちへの信頼こそそなたの弱点だ。
ヴェイダー: 抵抗は無意味だ、息子よ。
皇帝: すべては余の計画にそって行われたことだ。聖なる月に降り立った友人たちは罠に足を踏み入れておる。反乱軍艦隊とて同じことだ。同盟軍にシールド・ジェネレータの位置をもたらしたのは余のしたことなのだ。気の毒な小部隊ではびくともせんわ。精鋭の1個大隊が彼らを待ちわびているのだからな。残念ながらそなたの友人たちが到着するときも偏向シールドは完全に機能していることであろう。
皇帝: 来るがいい、弟子よ。その目で見るのだ。そなたはここから同盟軍の最終的な壊滅と取るに足らない反乱の終末を見ることになるのだ。
皇帝: これがほしいのであろう?そなたの中で憎しみが膨らんでおるわ。ジェダイの武器を取るがよい。使うのだ。余は丸腰だ。余を斬れ。怒りに屈するがよい。それを達成した瞬間、そなたは世の臣下と成り果てるのだ。
ルーク: 断る。
皇帝: 避けるすべはないぞ。それがそなたの運命なのだ。父と同じように・・・そなたはもはや・・・余のものだ。

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