量子コンピューター

 

一言で言うと究極の並列処理コンピューターである。

ソフィー>今でもチップには量子理論が使われているんでしょ?

アインシュタイン>そうテレビでも、パソコンでもチップの部分の理論はシュレディンガーの波動方程式で、計算されできている。でも計算方式はチューリングマシンとなんら変わらない。ここでいう量子コンコンピューターは計算原理そのものについて、量子理論を使おうというものだ。

 ただその並列させる理論に量子理論の原子の2つのことなるエネルギーの状態、「重ね合わせ」の状態応用し、膨大な記憶容量を確保し、そこから計算結果を取り出そうというもの。

 現在のコンピューターはビットという0と1の2進法の状態しかとれないが、「重ね合わせ」(これをキュービットという。)を利用すれば、50キュービット程度で、現在の最大のコンピューターの容量を超える。

大きさ的にも配線は従来のテクノロジーでは原子1箇の幅より細くすることができないが、量子コンピューターでは、究極的な状態に至れるわけだ。

これが実現されるとどのくらい計算能力が高まるのだろうか?現在の予測では10億倍〜50億倍も高まるといわれている。

400桁の暗号解読には現在のスーパーコンピューターでも何十億年とかかるが、量子コンピューターでは1年程度で十分なのである。

そして、この理論のもっともおもしろいところは、このコンピューターを実現するには高度なテクノロジーの発達を待つ必要はなく、そこらにある液体が一番有望視されているという点である。

イメージしてもらうなら、液体を満たした丸い金魚鉢にキーボードがコネクトされているコンピューターを思い描いてもらえばいい。

 

 

プラトテレス>この開発は単なる計算処理方法の発展を押し進めるだけではない。物理学の根本を揺るがしかかねない。

Dドイッチェ>量子コンピューターは多世界解釈の証明になる。

ソフィー>この世の物との並列処理じゃなくて、まるであの世の物との並列処理みたいね。

プラトテレス>それだけじゃない。量子コンピューターは、もしたしたら意識の謎を、解明できるかもしれない。

 

ペンローズ>僕が、コンピューターができなことは、理解することである。

と言ったのは、あくまで、今のコンピューターだ。

僕の量子脳理論では、意識は脳内の量子的干渉から生まれるってことになってる。

ソフィー>それじゃあ、量子コンピューターができたら、どうなるの?

量子脳コンピューターができるのかしら?意識は生まれるの?

 

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