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人物:アインシュタイン

 

相対性理論の提唱者としてあまりに有名であるが、科学の倫理について、語るとき、アインシュタインの名はやはりかならず出てくる。

ヒロシマに原爆を落とした元凶はアインシュタインにあると非難する声がある。

しかし、E=MC2だけで核爆弾は実現できない、この反応を連続的に取り出す必要があるのだ。

シラードによってこの問題は解決された。核分裂の発見である。

もし1個の原子から2つの中性子をとりだせば、その中性子からまた中性子を4つ取り出し、つぎには8個と核連鎖反応を誘発し一気に破壊的エネルギーとなるのである。

 

たしかにアインシュタインは原爆開発にサインした。そしてマンハッタン計画はスタートしたのである。そしてこの計画にはドイツの1000倍の予算を投じられ原爆が開発されたのだ。 これを一部の人間は避難をしているが、彼のナチスに対する憎しみをおもうと「ナチスが核を持つよりはいいのだ」と考えたのを全面非難できないだろう。

アインシュタインは、もう一度サインした文書を大統領に出している。日本に原爆を落とさないようにとの内容であった。

核エネルギーを直接人類が使うのは、太陽を手に入れたことである。

しかし、核の抑止力は核ではなく我々の心となってほしいものである。

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