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2004/11/08 1836811.doc
科目名雇用・福祉・家族と法(03).
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=雇用・福祉・家族と法(‘03)=(TV)
〔主任講師: 山口浩一郎( 放送大学教授)〕
〔主任講師: 大村敦志(東京大学教授)〕
〔主任講師: 菊池馨実(早稲田大学教授)〕
全体のねらい
雇用・福祉・家族という3つのテーマを人間の生活関係の展開という視角からとりあげ、そこにはどのような問題がある
か、法律の制度は問題の解決にどう寄与しているか、残された今後の課題はなにかといった点について考える。
回テーマ内容
執筆担当
講師名
(所属・職名)
放送担当
講師名
(所属・職名)
1 雇用・福祉・家族
―開講の辞
雇用・福祉・家族という3つのテーマをあわせてとりあげ
たのはなぜか、そのねらいはどこにあるのか、この講義で注
目してほしいのはどういう点か、これらを開講の辞として3
人の主任講師が話し合う。山口浩一郎
(放送大学教
授)
山口浩一郎
(放送大学教
授)
大村敦志
(東京大学教
授)
菊池馨実
(早稲田大学
教授)
2 雇用と就業形態
現在はさまざまの就業形態がある時代であり、正規従業員
のほかに有期契約者、パートタイマー、派遣労働者があり、
外国人労働者もいる。雇用や就業形態の多様化を概観する。同上山口浩一郎
3 労働条件の決定・変更
労働条件というのは、賃金、労働時間、作業環境等働く際
の中心的な条件のことである。これらがどのようにして決定
されるのか、またどのようにして変更されるのか、決定と変
更のプロセスを考えてみる。
同上同上
4 賃金・賞与・退職金
これらはいずれも労働の対価で、労働者の日々の生活の経
済的基盤をなす重要な労働条件である。法律がこれをどう取
り扱っているのかを考えてみる。同上同上
5 労働時間・休日・休暇
これらはいずれも労働の長さ(量)を規制するもので、賃
金等とならぶ重要な労働条件である。法律はかなり詳しい規
定をおいているので、それを概観する。同上同上
6 災害と失業
雇用中でも労働者は災害や事故にあうことがあるし、企業
が倒産して失職することがある。このような事態に対処する
のが社会保険であり、ここでは労災保険と雇用保険について
みてみる。
同上同上
7 雇用の終了
倒産や解雇がなくても、雇用はいつか終了する。定年や期
間満了はその代表的な場合であるが、それ以外にもいろんな
場合がある。ここではそれらを概観する。同上同上
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科目名雇用・福祉・家族と法(03).
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回テーマ内容
執筆担当
講師名
(所属・職名)
放送担当
講師名
(所属・職名)
8 生きがい就労とボ
ランティア
退職後も生きがいのために働いたりボランティアをする高
齢者が多くなった。これらは雇用と同じなのか違うのか、違
うとしたらどう位置づけしたらよいのか。シルバー人材セン
ターの活動などをみながら、これらの問題を考えたい。山口浩一郎山口浩一郎
9 所得保障
国民の所得保障を目的とする社会保障制度を、年金と社会
手当を中心に概観する。企業年金などにも視点を広げること
により、公私を合わせた老後所得保障法制の課題を明らかに
したい。
菊池馨実
(早稲田大学
教授)
菊池馨実
(早稲田大学
教授)
10 医療保障
国民の生命・健康に直接かかわる医療保障制度(医療保険
など)を中心に概観する。医療費問題をめぐる複雑な問題状
況の一端などを明らかにしたい。
同上同上
11 介護・福祉サービス
保障
最近、社会的に注目を集めている介護保険を中心とした介
護・福祉サービス保障法制を概観する。障害者福祉分野にお
ける支援費支給制度などの新しい動向もフォローしたい。
同上同上
12 少子高齢社会と社
会保障
社会保障制度の下支えともなっている生活保護制度を概観
した後、少子高齢社会におけるわが国社会保障法制の法的基
盤、特徴、今後の課題などにつき考えてみたい。
同上同上
13 子供の養育
子供の養育に関する親の権限・義務を中心に検討するが、
学校・児童相談所などこれを補完する制度との関係にもふれ
たい。また、前提となる親子関係の成立についても簡単に説
明する。
大村敦志
(東京大学教
授)
大村敦志
(東京大学教
授)
14 高齢者の扶養・援助
自律の困難な高齢者に対して家族が行う扶養・援助につい
て検討するが、あわせてこれと密接な関連を有する相続につ
いてもふれる。また、公的な制度との関連についても言及し
たい。同上同上
15 カップルの共同生活
伝統的な婚姻(結婚)のほか、「事実婚」や近年外国で立
法が相次いでいる「同姓婚」など成年カップルが営む共同生
活にかかわる問題をとりあげる。同時に最近の晩婚化・非婚
化傾向に注目し、「家族」の意味についても考えたい。
同上同上