HOME 2004/11/08 1837710.doc 科目名政治学入門(03) 1/2 =政治学入門(‘03)=(TV 〔主任講師: 久保文明(東京大学教授)〕 〔主任講師: 山岡龍一(放送大学助教授)〕 全体のねらい 政治学の基礎概念とその相互の関連を明らかにすることで、政治学のより専門的な領域を学習するための出発点を提供し たい。同時に、政治学の入門講義として、他の分野を専攻する受講者にも、政治学のアウトラインがつかめるようにしたい。 政治の世界に起こりつつある最近の変化にも留意する。 回テーマ内容 執筆担当 講師名 (所属・職名) 放送担当 講師名 (所属・職名)
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政治と権力 具体的な事例を通じて、政治とは何かを明らかにし、政治 の機能、自治と統治の区別、政府の役割などを論ずる。つい で権力の特性、権威と権力の対比、権力の正統性などについ て考える。 阿部齊 (放送大学名 誉教授) 阿部齊 (放送大学名 誉教授)
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代表制・議会・国会 民主主義国家と議会、代表制とその発達、地域代表と国民 代表、二院制、議会の役割、議会と行政府、立法過程、議会 の問題と課題などの諸テーマについて論ずる。 久保文明 (東京大学大 学院教授) 久保文明 (東京大学大 学院教授)
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行政府・内閣・官僚制 行政府の活動、首相と内閣、官僚制の概念、公務員制度、 立法国家の行政国家への転換、官僚制の統制、「大きな政府」 と「小さな政府」などの諸テーマについて論ずる。同上同上
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選挙と選挙制度 政治参加と選挙、誠治の大衆化とその意義、投票すること の意味、選挙制度の諸類型、日本の選挙制度改革などの諸テ ーマについて考える。同上同上
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政党と政党制 政党の定義、名望家政党と大衆政党、政党の機能、政党制 の諸類型、日本の政党政治などの諸テーマについて考える。 同上同上
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利益団体その活動 政策過程の意義、現代の政策過程と利益団体、利益団体の 活動用式、利益団体の政治的資源、公共利益団体、利益団体 と政治体制などの諸テーマについて論ずる。同上同上
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政治家と政治指導 政治的リーダーシップ、政治家の資質、治者と被治者の分 化、政治的リーダーシップの諸類型、マス・メディアの役割、 日本の政治的リーダーシップ、平等主義社会のリーダーシッ プなどの諸テーマについて論ずる。 阿部齊阿部齊 2004/11/08 1837710.doc 科目名政治学入門(03) 2/2 回テーマ内容 執筆担当 講師名 (所属・職名) 放送担当 講師名 (所属・職名)
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地方自治と市民参加 地方分権と地方自治、団体自治と住民自治、日本の地方分 権改革、首長と議会、住民運動と住民参加、住民提案と住民 投票、地方自治と直接民主制といったテーマについて論ずる。 阿部齊阿部齊
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社会福祉 夜警国家から福祉国家への転換を転換を明らかにした後、 社会問題と社会政策、社会保障制度の発展、高齢化社会の福 祉政策、福祉政策と財政危機、福祉国家と民主政治などの諸 テーマについて考える。 同上同上
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民主主義の理想と 現実 民主主義という政治原理が西欧政治思想史のなかに登場し てきた諸モデル(参加民主制、共和制など)を検討し、この 原理が歴史的に蓄積してきた様々な思想を紹介する。その上 で、幾つかの民主主義批判を検討し、民主政治の現状と未来 を考える。 山岡龍一 ( 放送大学助 教授) 山岡龍一 ( 放送大学助 教授)
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自由主義 自由主義思想の諸類型を検討し、自律概念の解釈を中心に して、その整理を試みる。さらに、J.ロールズを中心とす る現代政治理論の展開を、自由主義の原理をめぐる論争とし て再構成し、現代自由民主主義のあり方について考える。同上同上
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現代のイデオロギー イデオロギーとは何かということを、歴史的・概念的に検 討し、その上で、現代における様々なイデオロギーを概説す る。社会主義、保守主義、フェミニズム、エコロジズム、原 理主義などが取り上げられる。同上同上
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国家と市民社会 近代国民国家の生成と構造について検討し、この国家概念 がいかに近代の「政治」概念を構成する上で重要であったか を明らかにする。その上で、近年の経済のグローバリゼーシ ョンがいかにしてこの国家の役割を相対化しているかを考察 する。国家と対比される市民社会の現代的な意味についても 考えたい。 同上同上
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国際政治 国際政治と国内政治との対比から始めて、国際法の役割、 勢力均衡論、ナショナリズムの大衆化、集団安全保障、相互 依存の増大、冷戦の終焉、地球環境問題、同時多発テロ以後 の安全保障といった問題を検討する。阿部齊阿部齊
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日本の政治 明治国家の近代性と前近代性、戦後の民主化改革、保守政 党の統治体制、一党優位体制の崩壊と再生、政治改革と構造 改革、日本政治の現状といった問題を検討し、日本の政治変 動の方向を見定めたい。同上同上