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2004/11/08 1849115.doc 科目名= =(R)・(TV)
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= 会計学(‘04)=( TV)
〔主任講師: 三代澤経人(立命館大学教授)〕
全体のねらい
この講義では、企業の会計を中心に、会計とはどのようなものであるか、その基本的な性格を整理するとともに、とくに
財務会計領域に関して、近年急速に世界標準化が進められているわが国の会計諸基準を検討する。
回テーマ内容
執筆担当
講師名
(所属・職名)
放送担当
講師名
(所属・職名)
1 会計の基本的な体
系と会計学の課題:
会計学の対象である会計はその担い手である人間の社会的
な行為であることを明らかにし、その基本的な機能内容と、
とくに企業会計について、会計過程の全体的な仕組みと課題
を検討する。
三代澤経人
(立命館大学
教授)
三代澤経人
(立命館大学
教授)
2 企業の管理と会計:
会計は何よりもまず企業の管理=運営上行われる。そこで、
これを直接な課題とする管理会計に関してその機能内容を再
検討し、経営管理との関係を明らかにするとともに、会計が
企業目的との密接な関係にあることを示す。
同上同上
3 財務会計と管理会
計:
外部報告会計として意義づけられている財務会計の実務と
その機能内容を再検討し、管理会計との関係を考察するとと
もに、本来全体として1つのものである会計の基礎的な過程
と、その基本性格を明らかにする。
同上同上
4 わが国会計制度と
世界標準化の展開:
会計は商法、税法をはじめとする法的規範の規制の下に展
開している。世界標準化が進められているわが国の会計規範、
会計基準の全体像、その仕組みと、国際会計基準と会計基準
の国際的調和化の動向について検討する。
同上同上
5 企業会計原則とそ
の論理:
わが国の企業会計原則について、会計規範としての性格と、
その基本的な会計思考ないし会計の論理を明らかにするとと
もに、アメリカの会計原則(「一般に認められた会計原則」)
の性格について考える。
同上同上
6 貸借対照表と会計
規制(1):
企業の財政状態を表示する貸借対照表をめぐって、その仕
組み・構成内容と、資産、負債を中心に、その計算・表示の
考え方を、会計法規、会計基準とのかかわりでより詳しく説
明し、検討を行う。
同上同上
7 貸借対照表と会計
規制(2):
第6回につづいて貸借対照表のとくに資本の部を中心に考
察し、商法改正にともなう問題点等の検討を行うとともに、
リース会計、減損会計、退職給付会計などの基本的な考え方
と、その問題点について検討を行う。
同上同上
2004/11/08 1849115.doc 科目名= =(R)・(TV)
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回テーマ内容
執筆担当
講師名
(所属・職名)
放送担当
講師名
(所属・職名)
8 損益計算書と税効
果会計:
企業の経営成績を表示する損益計算書の仕組みとその計算
原理、分析方法を明らかにするとともに、税効果会計とその
方法、ならびに問題点を検討し、あわせて利益処分計算書に
ついて説明する。
三代澤経人三代澤経人
9 キャッシュフロー
計算書:
2000 年3月期から、基本財務諸表の1つとしてその作成、
提出が義務づけられたキャッシュフロー計算書について、そ
の仕組みと基本的な作成方法ならびに、これを重視する経
営・会計上の問題点について考える。
同上同上
10 連結財務諸表制度
(1):
今日の会計制度において中心におかれている財務諸表は、
企業集団の財政状態・経営成績を表示する連結財務諸表であ
る。連結会計の基本問題と、連結の方法を中心に説明し、問
題点に言及する。
同上同上
11 連結財務諸表制度
(2):
第10
回に続いて、連結財務諸表の作成方法を検討するとと
もに、あわせて、これにかかわる外貨換算会計とその方法、
セグメント情報の開示、連結納税制度などとその問題点につ
いて検討する。
同上同上
12 企業の買収・合併と
企業結合会計:
今日、国内に限らず、世界的な規模で進められている企業
の買収・合併とその会計問題を中心に検討を行う。わが国の
従来の合併会計と米国における方法を紹介するとともに、分
社化など、企業組織再編の会計問題を検討する。
同上同上
13 金融商品の会計:
資産や負債の価格、金利、為替の相場変動のリスクを回避
(リスク・ヘッジ)するためのデリバティブ(金融派生商品)
取引を中心に説明を行い、ヘッジ会計とその基本的な方法に
ついて検討を行う。
同上同上
14 会計の監査と公認
会計士制度:
企業における会計監査の意義と形態、大企業に対して証券
取引法および商法(商法特例法)が義務づけている公認会計
士または監査法人による監査の意義と方法について検討し、
その問題点に言及する。
同上同上
15 現代会計の変容と
社会関連会計:
企業の社会的責任が問われるなかで、環境会計をはじめと
するいわゆる社会責任会計の展開がみられる。講義のむすび
として、そうした会計の展開がもつ意味とのかかわりにおい
て、現代会計の動向と問題点を考える。
同上同上