シックス・センス
-といっても映画のことではない。
実際に我々に中に「ある」ものが、6センスと呼ばれていたことがある。
中世の時代6枚のタペストリーが織られた。
どの絵にも少女とユニコーンが描かれている。
一枚目は、ユニコーンが鏡を見ている。
二枚目は、少女がオルガンをひている。
三枚目は、処女がユニコーンの角を握っている。
四枚目には少女の手に花。
五枚目には少女が結婚式の時に配られるお菓子が。
これは、人間の五感、視覚、触覚、触覚、嗅覚、味覚が描かれているのだ。
しかしこのタペストリーには、六枚目の絵がある。そこには、身に着けていた宝飾品をはずしてしまうところが描かれている。
絵のなかには「わがただひとつの望み」と書き込まれてる。これこそが、シックスセンスをあらわしているといわれている。
今では、あたかも伝説のようにしか語られないもの。「心のあり方」を描いたものだ。
数千年前のキリストや仏陀を伝説のようにしか語ることができないのは、その後、偉大が人物が現れないないから。
ある意味我々の6センスは進化の道を逆戻りしてしてしまったようだ。
素朴さの中に光るものを感じるのは、そのせいかもしれない。