一般に科学が冷たく感じられるのは、その機械論的還元主義にある。

還元主義の対極にホーリズム(全体論)があるが、これはそれぞれ、決定論と自由論として語られる。つまり、「この世の始まりから終わりまで、すべてがあらかじめ決定されているのか?我々が自由にできる余地などないのか?」ということへの疑問だ。

しかし、フラクタル、カオスの発見は観測という主観的行為が介在する限り機械論的な未来予測が存在し得ないことを示した。 それ故主観的には自由を感じられる。」と解釈可能である。