私は日本の文学はまず読まないーといったことがある。今ゲーテを読んでつくづく思う。彼の作品は哲学であり思想であり力強い生き方です。日本文学はへなへな、なよなよ、ぺらぺらして、太宰みたく何回も心中したり心理描写も悪い部分を病理的にえぐり出し、いわばフロイト的に過ぎない。ゲーテは人は低次元の欲求に支配されてはいないーという、人間学的心理学の方だ。 しかし、過度な目標志向にならないように。プロセス志向で青い鳥の精神を忘れずに。ゲーテと心理学 は統合(コンシリエンス)可能と思われます。