知とはなにか?
全宇宙の存在を全て語り尽くそうとする科学であるが、こと社会のことになるとその効力に限界がある。短期的な極大利潤をめざし、その地域を破壊していくのは外来者の思考だ。その土地に対する帰属感が欠如した者にモラルは生まれない。現代の様々な問題を解くには、帰属感という倫理的意味合いが大切なキーワードになる。しかも地球レベルの帰属感だ。しかし科学にはこれを期待できない。科学の理論そのものは価値についての発言はしない。そこで必要なのが知です。
そして知には「身体」が必要で「身体性の知」といったものが大事なのです。又、知はあるのではなく、感じるものなのです。