宗教を科学を統合しようと5つのアプローチがあったが、ことごとく失敗した。
1:科学によって宗教を説明する方法。 2:宗教で科学を説明する方法。 3:宗教と科学の共存、多元主義。やはり科学者側から納得が得られない。 4:経験科学の導入。やはり科学側の域から語るものである。 5:科学は知の一つの様式にすぎなく、詩や芸術の妥当性と同じレベルとするポストモダニズムには、「ニヒリズムとナルシシズム」しか生まないと批判。可能な解決策
「大いなる連鎖」とモダニティの主要な差異を統合することだ。 現在の認識は、ピラミッドの最底辺を科学がささえ、次に芸術・道徳・倫理といったメンタル、頂点にスピリットがあるが、これを多元的に捕らえなおしたい。 つまり、科学が終わるところで、スピリットに引き継ぐのはなく、両者が共に「大いなる連鎖」を発現していくのである。 その時、科学は下ではなく、横に並ぶ。