1993年 |
カオスの淵 |
スチュウアート・カウフマン |
アンチカオスと言って
カウフマン>僕は様々な物をコンピューターの中に置き換えて、
単純な科学物質がある一定の複雑さに達すると、分子は自発的に結合し始め、複雑性と触媒能力が増したさらに大きな分子になるんだ。
この自己組織化や自己触媒のプロセスによって生命は誕生したんだ。
カウフマン>僕の理論はダーウィニズムの自然淘汰を否定するものなんだ。
つまり、遺伝子の複雑な配列はその誕生からしてランダムに発生したものではなく、当然ランダムに進化するものでもない。
変化は「アトラクター」と言われる数少ないパターンに収束する傾向を示す。
分子の十分な集合が与えられれば、生命は自然に結晶化する。
だから生命は環境さえ与えられれば宇宙の至る所で発生可能なわけだ。
だから僕らはもっと気楽に宇宙にいられると思うんだ。
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