啓蒙主義

 

ルネッサンスの次の科学の飛躍期は啓蒙主義の時代だ。

啓蒙とは、神の克服 

その扉を開いたのは、ベーコンとコンドルセ

 

 

この後を継いだのが、カントだ。

カントは神の存在の証明の不可能性を証明し、宗教や伝統が背景に無くとも、いやないほうが、形式的な、そして普遍偏的な道徳を確立できると考えていた。

だが、その後の歴史はこの近代の実験が多くの点で失敗に終わったことを示している。

A.マッキンタイヤの言うように道徳の確立の試みは挫折したといわざるを得ないだろう。

しかし、これは一時的挫折の理由は「主体中心という理性モデル」、つまり資本主義的な市民社会にあったのかもしれない。

より関係論的な観点から、啓蒙に始まった理性の偏りを正して、理性本来のポテンシャルを再構築することは火急の課題といえる。

 

 

 


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