1957年 |
普遍文法 |
ノーム・チョムスキー |
プラトテレス>チョムスキーは思想史においてデカルトやダーウィンに匹敵する巨大な存在だ。
ソフィー>なにをした人なの?
プラトテレス>言語学者の立場から経験主義をひっくり返したしまったんだ。
ソフィー>どういうこと?
プラトテレス>ジョンロックの経験主義は人間の心はもともとまっさらで経験したことをタブラ・ラーサ、つまり心の中にある石板のようなものに刻み込まれるとしたものだった。
ソフィー>そう経験によって人は意志が生まれるとしたのね
プラトテレス>チョムスキーは違った。幼児が経験からの試行錯誤で言語を取得することは不可能だと言い切ったんだ。
ソフィー>それじゃ経験以外のなにから言語を取得するの?
プラトテレス>普遍文法さ!つまり人は生まれながらに基本的な言語の原理が埋め込まれているかもしれないんだ。
ソフィー>OSがバンドルされたパソコンみたいなものね。
プラトテレス>その通り。さらにそのOSは必ずしも自然淘汰に応じて生まれた物ではないともした。
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