国家の品格 |
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国家の品格 (2005/11)
藤原 正彦 / 新潮社
Amazonランキング:位
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評価 | |
レビュー |
論理というのが最上級の概念だと思ってる人はいませんか?それは下品ですよ。植民地主義も、当時は、「劣等な人種を優れた人種が統治してあげるのは、文明の神聖なる指名」と立派な論理を展開している。人間は、論理が通っていれば、残酷なこともできてしまう。共産主義も、論理的にすばらしかったが、人間という「種」に適さなかった。会社の中で無能なものかクビにしていくのは、会社の論理であるうちは結構だが、それが、国家自体がそうなってしまったら明らかに間違いだ。1:重要なことは、論理では、説明できない。論理には出発点が必要:例えば、彼女が一番好きだって根拠ないでしょ?複雑性原理2:論理は、コペルニクスが非難されたように、ある歴史的パラダイムに依拠してるに過ぎない。つまり理性の限界がある。パラダイム的不完全性
こんな無根拠の上に我々は秩序を作らねばならんのだよ!ではどうしではどうしたいいのか?論理とか合理化を否定する必要はない、ただこれを「剛力」とするなら、「柔力」となる両輪があっていいだろう。ここがしっかりしないと文明が進歩しても、文化は退化する。ある人は真善美という。ある人は「情緒」と「形(行動基準)」という。弱いものをいじめるなとか、後ろか切るなとか。ある人は「宗教」や「武士道精神」に見て取るのだろう。たいいのか?
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この本が「売れた」という現象がおもしろいですね。
多くの人が「日本の品格は堕落した」と思ってるということです。
そして、なんとか回復できないかーと、望んでいるとことでもあります。
入力日:2006-04-16 16:22:12
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