脳内薬品 |
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脳は化学プラントのように、その内部で様々な成分を生産している。この成分が我々の喜怒哀楽の感情をコントロールしている。こうした成分の薬品を外部から投与したらどうなるのだろうか?我々の喜怒哀楽は支配されてしまうのだろうか?
精神医学の分野では既に脳内薬品の投与で心をコントロールするという治療が行われている。極度の対人恐怖症や、欺瞞症、悲壮症などからのがれることができ、まったく違う心の姿勢を作れるのである。
問題は、脳内物質に直接働きかける脳内薬品が、簡単に手に入ることだ。
アメリカではスマートドラッグとして子供もう含めて2000万人が愛用しているという。これは医師からの処方箋によるものとスーパーマーケットで購入された総数である。
コカインが脳に働きかけるのはアドレナリンの分泌であるが、コカインとの違いは中毒症状がないというだけなのである。
なかでもSSRIという薬は画期的な反面、しかし本当に中毒がないか疑問視されている。この常用者が突然無差別銃乱射を引き起こしているのである。
その行き着く先は、人格崩壊なのであろうか?
しかしあなたならどうするだろう。最悪の出来事が起こって、10年ぐらい悲しむ程の出来事だったとする。その時、目の前に2分でハッピーになることを保証する薬があったら…………
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