1947年

モラル・サイエンス

J・S・ミル

人文・社会科学を自然科学(natural science)と呼ぶのに対比してこう呼ぶ。

しかし狭義には、道徳を形而上学としてではなく、科学としてとらえる立場をさす。

自然科学に比べて遅れていた当時の社会科学を方法論的に確立するためにミルは「論理学体系」1947年の中で自然科学の方法を社会科学にも適用して、実証主義的な傾向をもつ<モラス・サイエンスの論理学>を展開

その後、19世紀末にジンメルも生の哲学の立場から、倫理は永遠なる理念や当為からではなく、道徳事実の歴史的・社会的研究<道徳科学Moralwissenschaft>を踏まえて説かれるべきだとした。


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