心理学者　ダーウィン

心理学者ダーウィン

ダーウィンが心理学者？

ダーウィンは｢種の起源」（1859年）で生物の形態の変化、進化を表した。

次いで「人の由来」で動物とヒトの進化をつないだ。

実はその後の著「人と動物の感情表出」で、ダーウィンは、形態の進化のみならず、感情も人は、動物から引き継がれているとしたのだ。

比較心理学・進化心理学の始まりでもあるのだ。

教会は進化を認めたが、今もって、「肉体は進化によるが、精神は神が与えた」として、進化論を半分しかみとめていない。

動物の精神から人の精神にいたる歴史を否定的に捕らえる必要はないだろうとおもうのだが、確固とした肯定的歴史と位置づけられないと、（精神は動物から進化したから人に精神はここまで深いとか）いつまでも半分しか認めないだろう。

しかし、この論を立てるにはあまりに難しい。

まず　サルからヒトへの連続性について、ＤＮＡが解明されただけで、あいかわらず、進化のミッシングリンクは解決されていない。

いまのところ、サルから、しばらく進化の足跡を残さず、次に現れたときは、いきなりヒトだったのです。

意識の進化もしかりだとおもいます。

「意識のミッシングリンク」にぶつかるのは目にみえている。