構造主義 |
レヴィ・ストロース |
60年代のフランスで、「構造主義」という流行語になったが、「構造」という言葉自体は一般的にずっと以前から一般的に使われていた。
最初は言語学哲学者のソシュール・フェルディナン・ドの1910年講演から始まる。
ここでは、そもそも人間の知性とは実態としてはとらえられないが、その根底には言語的は流れがある。ここから創造されるものは、まったくのカオスは存在しないとする。たとえそれが狂気であっても構造的に生み出されてきているというのだ。
彼に師事した、哲学者あがりのレヴィ・ストロースが人類学的意味を加えたときに「構造人類学」(1958年)が誕生する。
一般に「構造」は自然の物質の領域にあらわれた形態や組成のことをいうが、これが、人間の文化の中にも存在しているというのだ。
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