6.星
男の子の星の王子さまで、その星は普通の家より少し大きい程度らしい。
だから、巨大なバオバブが生えてくると、大変なことになるから、羊を飼って芽のうち食べさせて退治したんだって。
ある時、王子さまの星に小さな種が飛んできて、芽をだしたんだって。
王子さまはそれをじっと観察してた。だってバオバブの種だったら大変だからね。
するとその種は、小さな木見たいになって、花になったんだ。よかったね抜かなくて。
そして、花の精が中から現れた。
「うわーなんてきれいななんだろう君は!」
「ね、そうでしょう。それにあたし、お日さまと一緒に生れてきたの」
あんまり謙遜じゃないなこの子・・・
王子さまは、内心思いましたが、一人ぼっちじゃなくなったうれしさから、いろいろ面倒をみてあげました。
「そろそろ朝ごはんの時間よ」
「うんわかった」
「すきま風がいや、つい楯をもっていて」
「うんいいよ」
「この星は私には寒いの。夜には、ガラスケースで囲って」
「うんいいよ」
「あたし、トゲが四本もあるのよ、トラだって怖くないわ!」
王子さまには、もうトゲがいっぱいあるようにしか聞こえませんでした。
そんなわけで、王子さまは、旅にでて、この星に来たんだって。