秘密
でも王子さまは、先に行かなければいけないから、キツネとお別れの時がきた。
「あ〜おれ悲しいや」
「だって、ヒモを結ぼうっていったの君だよ。僕だって悲しいよ。」
「それじゃあ、お別れにとっておきの秘密を教えてあげよう」
「え?なに?」
そしてキツネは、話はじめた。
「あのね、大切なものは目に見えないんだ。」
「え?」
「心の目で見るんだよ」
「そして、もう一度あの花園に行ってごらん。そうしたら、君の星の花が、世界でひとつだけの花だってわかるよ」
王子さまは、キツネの言葉を心の中に大事にしまいました。