奇蹟的にエンジンは治った。

僕の飛行機は砂漠に不時着して、もう一週間もたってしまった。

「でも、ぼくキツネと友達になれてよかったよ」

「さぁ、帰れるぞ!一緒に乗るだろう?」

「あのね、今夜ぼくの星が真上をとおるんだ。だから僕も帰るよ。

それからね、星が輝いて見えるのは、だた一つの花が咲いているからなんだ。これは覚えておいてね。」

「こんなところに置いていけるものか」

「ううん、いいんだ、星に帰るには、この体は重いからおいて行くよ。体消えても驚かないでね。」

「なにを言っているんだい?」

その時、王子さまの足元に蛇がいるのに気がついた。

ガブッ!

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