ウワバミ

王子さまは、象となにやら話をし終わった後、こう言ってきた。

「ねえ、ウワバミを書いて、ほそなが〜いの!」

「こんなのでいいのかな?」

「ありがとう、ほらこれなら、普段は小さいけど、トラを頭から飲み込んじゃう」

「ああ、なるほどね…でも、もしウワバミが暴れだしたら?」

「うーん…そうだ!、ウワバミを葉っぱに書いてよ!そうすれば…」

「あ!そうか、葉っぱの絵ごと、羊に食べてもらえばいいんだ!」

ありがとう、僕たちはもう友達だね。さあ、花を助けにいかなくちゃ。花だって僕を世界でたった一人の僕だって、ヒモで結ばれているんだって感じてくれているんだからね。

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