宇宙起源
膨張宇宙(ビックバン)1946年ガモフと定常宇宙
この2つの宇宙創造論はほとんど同時に世界に発表された。
ビッグバンでは、膨張の結果宇宙は冷えきっている。全ての粒子が停止するケルビン(マイナス273度)よりわずか7度高いだけとした。
これに対し定常宇宙論ホイル、ゴールド、ボンディは膨張していくプロセスで徐々に創世されていくと考えていた。
 
ビッグバン理論のよりどころとする3本柱は下記の3つとされる
  1. 赤方偏移(レッド・シフト)
  2. 光のドップラー:我々から遠ざかる星からの光は波長が長くなり、赤く見える。逆に近づく星からの光は青く見える。
  3. マイクロ波背景放射
  4. 宇宙は一見無音の静寂の世界のようだが、はたしてそうだろうか?
     
    これを発見したのは宇宙物理学からでなく、物理では素人の通信技師であった。
    彼は人工衛星との通信時におこる雑音を減らそうとして、宇宙空間から微弱な電波があらゆる方向からやってきていることに気が付いたのである。
    さらにこの電波放射は太陽をめぐる地球の公転にも影響をうけることもなく、宇宙空間にあって、均一で方向性を持たないことを証明した。
    つまりこの音は全宇宙で同時に起こった為、どの一点をとっても均一になっているのである。すなわち宇宙創世のビックバンの大爆音がいまだにこだまし余韻を残している。
    この説を前提にすると私達の銀河が移動してることがわかる。つまり、音の大きい所があればその方向へ私達の銀河は移動してるというわけだ。実際水瓶座付近で昔のレベルが下がっており、反対方向の獅子座の付近でレベルが上がっている。つまり私達の銀河は御子座のほうへ移動している。これは同時に宇宙が拡大していることを証明する。
    そしてこの電波のエネルギーを温度に換算し絶対3度であることが証明され、宇宙も絶対3度と証明したのである。1964年のことであった。
    (当然温度計ではかれるものではない。例えば、宇宙に温度計をおいても、粒子のぶつかる量が少なく温度計は上昇しない。電波は強いほど温度が高くなることから計算したのである。)
  5. 軽元素比(工事中!!)


しかしわたしたちにとって経験できる宇宙は一つしかないのであるから、再現実験ができない。だから、理論が正しいかは、今後も論議はでてくるだろう。
すぐに気がつくのは、赤方偏移の膨張によって星が遠ざかっているというのも、もし私達の銀河が収縮していたら遠ざかって見えてしまうことだ。
反論→ハッブル定数を90にすれば、宇宙の年齢は銀河の年齢より若い!
   宇宙の大規模構造:グレート ウォールはビッグバンでは構造できない。
 
上記の理論はいずれにしても宇宙は熱的死に至るという理論である。

しかしこれが散逸構造論になると自体は一変する
こうした熱力学的な死は「閉鎖系宇宙」であればおこるが、実際の宇宙はそれ自体が巨大な散逸構造をなしており、「開放系宇宙」なのである。そこにはエントロピーを外部にすてることができるうので「熱的な死はない」と考える。
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