ダースモール登場
そして、アナキンとパーツを手に入れたクワイ=ガンはこの惑星から離れるため船へと急ぐが、そこにダース・モールが襲い掛かる。
だが、老練なジェダイ・マスターは謎の戦士の凄まじい連続攻撃をなんとか回避し、難を逃れたのだった。ロイヤル・スターシップの中でアナキンはオビ=ワンに紹介され、一行はようやくコルサントへと向かうことになる。そのとき、アナキンはパドメに密かな恋心を抱いていた。
Bibble:
死んだ犠牲者の数は絶望的です。彼らの要求を呑むしかありません。どうか私にご連絡を。
パドメ: 大丈夫?
アナキン: すごく寒い。
パドメ: 暖かい惑星から来たからね、アニー。私には暑すぎたわ。
アナキン: 悲しそうだよ。
パドメ: 女王が心を痛めているの。国民たちが苦しんで、死んでいるのよ。元老院に調停をお願いしなければ、私にもどうなるか分からないわ。
アナキン: お姉ちゃんのためにこれを作ったんだ。だから僕のこと忘れないで。ジャパーの木片を彫ったんだ。幸運のお守りだよ。
パドメ: きれいだわ。でも、これがなくてもあなたのことは忘れないわよ。首都に着いたらたくさんのことが起こるけど、あなたへの思いは変わらないわ、アニー。
アナキン: 僕もお姉ちゃんのこと思ってるよ、でも、僕は・・・
パドメ: お母さんに会いたいのね。
そのころナブーではすでに全土が通商連合の支配下に置かれており、市民が苦しめられ、一刻の猶予も辞さない状況だった。一方、コルサントに到着したアミダラはナブー選出のパルパティーン議員と会談し、共和国の腐敗の現状を知らされる。すでに多数の議員が通商連合に買収されており、汚職疑惑で信頼を失ったヴァローラムの体制では、現状を打破するのは難しいというのだ。パルパティーンはアミダラに議長罷免の動議を提出するよう進める。しかし、女王にはそんな回り道をしている時間はなかった。
ヨーダ、メイス登場
一方、コルサントに一際高くそびえるジェダイ聖堂ではジェダイ評議会が招集されており、クワイ=ガンとオビ=ワンがマスターたちを前にシスの復活について報告を行っていた。メイス・ウィンドゥをはじめとする評議会の重鎮たちはその報告に懐疑的だったが、シスの脅威について調査を開始することを決定する。
クワイ=ガン: かの者はジェダイの武芸の訓練を受けていました。私の唯一の直感では、シス卿に間違いありません。
Ki-Adi:
ありえない。シスが滅んで1,000年だ。
メイス:
我々が知らぬ間にシスが復活しているとは思えん。
ヨーダ:
うむ、暗黒面は見えにくいのだ。
メイス:
この謎の解明に我々の総力を注ぎ込もう。襲撃者の正体を解き明かす。フォースが共にあらんことを。
ヨーダ:
マスター・クワイ=ガン。まだ言うことがあるのか?
クワイ=ガン: お許しとあらば、マスター、フォースの輻輳に出会いました。
ヨーダ:
輻輳とな?
メイス:
その中に人物がいたのか?
クワイ=ガン: 少年です。彼の細胞にはこれまでに見てきた生物の中でもっとも高濃度のミディ=クロリアンが凝縮されていました。ミディ=クロリアンによって創造された可能性があります。
メイス:
フォースの均衡をもたらす者の予言のことを言っているのか?それがその少年だと思うのか?
クワイ=ガン: 推測ではありませんが・・・
ヨーダ:
もうよい。要点をはっきり言うがよい。
クワイ=ガン: その少年をテストしてほしいのです、マスター。
ヨーダ:
ほお?その子にジェダイの訓練を要求するのだな?
クワイ=ガン: 彼との出会いはフォースの意思です。疑う余地はありません。
メイス:
では、連れてくるがいい。
#121暗黒面は見えにい。まさにそうです。私たちは、自分の苦しみの原因が見えにくいのです。だからこそ、完全に苦しみに覆われる前に、そこに心を向けることが大切なのです。そうすれば、あなたが苦しんでいる時に、回りの人も苦しむのだと気づくでしょう。苦しみに心を向けるのは、深い愛でもあります。そこに気付くと多くの不幸なことから自由になることができるのです。
また、クワイ=ガンはタトゥイーンで運命の出会いを果たしたアナキンをジェダイ訓練生としてオーダーに迎え入れたいと申し出た。彼はアナキンこそが予言に示されたフォースに均衡をもたらす「選ばれし者」だと信じていたのだ。評議会はアナキンをテストすると告げるが、他人に共感を持ちやすいクワイ=ガンの性格に彼らが疑いを抱いているのもまた事実だった。