ジャージャー登場

そのころ、地上に降りた2人のジェダイは故郷から追放されたグンガンのジャー・ジャー・ビンクスと出会い、彼に連れられてグンガンの水中都市オート・グンガへと向かっていた。彼らはグンガンの領主であるボス・ナスと対面し、ナブーの危機を訴えるが、人間と反目するグンガンたちは耳を貸そうとしない。

 

万物はすべて相互状態、相互依存の状態にある。しかし、グンガンには「運命共同体」だということが、理解できなかった。無知は苦しみの根源の一つだ。自由と喜びの人生に立ちはだかる、だたひとつの。そして最大の障壁。無知から自己というあやまった考えが生まれる。この無知から、死の恐怖、他者への憎しみ、競争のような苦しみが生まれる。

相互という真の性質を理解するには、むしろ自分を「空」ととらえなければならない。その時、相互というつながりの世界にはいっていける。グンガンには、ジェダイの叡智はとどかなかった。

小さな生物を魚が食べ、それを我々が食べ、やがて、土や海にかえり、小さな生物を育てる。そうしたつながりに始まって、すべてはつながっているという感覚を失った世界は、宇宙の歴史において必ず滅んできたことをジェダイはしっていた。この目をもつと、物事の表面を突き抜け、内なる全宇宙を発見することもできるのだ。見せかけの外観の奥を見通すことができれば、もっと多くの姿が見えてくる。森や祖先や雨や太陽が一気に蘇ってくる。これことが、世界を体験する素晴らしい方法、人生を限りなく魅力的にする方法なのだ。

万物へとつながる網を感じるべきなのだ。心に比べて巨大な力をもってしまった文明に生れたものは、特に注意しなければならない。

Nass: チッ、チッ、チッ、チッ、チッ、チッ、チッ!お前たちは招かざる客だ。マキニクスの軍隊が新たな戦いを仕掛けてくる。
クワイ=ガン: ドロイド軍はナブーを攻撃するつもりです。彼らに警告しなければなりません。
Nass: ナブーは好かん。チッ、チッ、チッ、チッ、チッ。ナブーのやつらは自分たちが利口だと思っている。やつらは頭脳がでかいと考えておるのだ。
オビ=ワン: あのドロイドたちが地上を支配すれば、次はあなたがたを支配するでしょう。
Nass: わしはそうは思わん。やつらはわしらの存在を知らん。
オビ=ワン: あなたがたとナブーは共生関係にあります。どちらか片方に起こったことは他方にも影響を及ぼすのです。このことを理解してください。
Nass: ナブーのことなど知ったことか。
クワイ=ガン: ジャー・ジャー・ビンクスはここでどうなるのですか?
Nass: こやつは即刻処罰される。
ジャージャー: うう。
クワイ=ガン: 私は彼の命を救いました。彼は私に「命の借り」とやらがあります。神々は直ちに彼の命を私に託すよう命じるはずです。
Nass: ビンクス、お前はこの男に命を救われたのか?
ジャージャー: へっ、へい。
Nass: ついて行け!

 

ジェダイはひとまず説得を諦め、ジャー・ジャーを引き取ってシードへと向かうのだった。

地上では既に首都周辺がすべて連合軍に制圧されており、アミダラ女王もドロイドたちに捕らえられてしまう。

だが、連行される途中、女王らはジェダイによって救出され、元老院議会で危機を訴えるべく、コルサントへの逃亡を試みるのだった。女王の一行を乗せたロイヤル・スターシップがナブーを飛び立ち、連合艦隊の封鎖線へと接近する。船は集中放火を受けシールドを失うが、間一髪のところでこの危機を救ったのはアストロメク・ドロイドのR2-D2だった。

R2D2初登場

彼らは無事に封鎖を突破するが、ハイパードライブが攻撃によって損傷してしまい、パーツ交換をしなければならない状況だった。女王とジェダイたちは仕方なくハットの犯罪王が支配する辺境の無法惑星タトゥイーンへと向かうことになる。一方、ガンレイたちが女王を取り逃がしたことを知ったシディアスは、弟子のダース・モールを放ち、女王の追跡を命じる。次第に状況が手に負えなくなっていくことに、ガンレイたちは不安を隠せなかった。

ロイヤル・スターシップがタトゥイーンの砂漠地帯に着陸し、クワイ=ガン、アミダラの侍女のパドメ、ジャー・ジャー、そしてR2-D2が交換用のハイパードライブを求めて近郊の都市モス・エスパへと向かう。彼らはそこで強欲なトイダリアン、ワトーが経営するジャンク店に入 る

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