Jedi Temple -- Command Center

Cody: マスター・ウィンドゥ、よろしいでしょうか?ケノービ将軍がグリーヴァス将軍と交戦中です。我々も攻撃を開始しました。
メイス: ご苦労、コマンダー。
メイス: アナキン、今の報告を議長に伝えるんだ。彼の反応が目的を明かす手がかりとなるだろう。
アナキン: はい、マスター。
メイス: ジェダイ殲滅のもくろみを感じる。フォースのダークサイドが議長を覆っている。
Ki-Adi: グリーヴァスが倒れても非常時特権を手放さないつもりなら、彼を官邸から追放しなければならん。
メイス: 平和的移行を実現するためにも、ジェダイ評議会が元老院を統率すべきだな。
ヨーダ: 我らを闇へと運ぶことになるぞ、この一連の計画はな。細心の注意が必要じゃ。

 

オビ=ワンとグリーヴァスが交戦状態に突入したことを受け、メイス・ウィンドゥはアナキンを元老院へと送り出した。評議会は、戦争の終わりが近づいていることを知った議長が、何らかの動きを見せることを期待していたのだ。しかし、パルパティーンは戦争についてはほとんど触れず、一方的にアナキンに関する個人的な問題のみを語りはじめる。議長はアナキンとパドメの秘密の結婚のこと、そしてパドメの死の予見のことを知っていた。彼はジェダイ評議会が自分たちを信用していないと断言し、アナキンに妻を救うためダークサイドへ転向するよう誘惑する。

Galactic Senate -- パルパティーン's Office

アナキン: 議長、マスター・ケノービからの報告を受け取りました。グリーヴァス将軍と交戦中とのことです。
パルパティーン: 我々はただマスター・ケノービが勝ってくれることを願うだけだ。
アナキン: 私もその場にいたかった。
パルパティーン: 君の才能をろくに評価できないような評議会にはまったく腹立たしい限りだ。なぜ彼らが君をジェダイ・マスターに昇格させなかったのか分かるかね?
アナキン: 知りたいものです。ますます評議から疎外されているような気がしています。彼らはフォースについて私に何かを隠しているんです。
パルパティーン: 彼らは君を信用していないのだよ、アナキン。彼らは君の未来を見ているのだ。君の力が制御できないほどに強くなることをね。ジェダイが君の回りに作り上げた欺瞞のもやから抜け出すんだ。私にフォースの繊細さを知るための手伝いをさせてくれ。
アナキン: どうしてフォースの道をご存知なのですか?
パルパティーン: 師がフォースに関するすべてを教えてくれたのだよ。ダークサイドの本質についてもね。
アナキン: ダースサイドを知っているのですか?
パルパティーン: アナキン。大いなる謎を理解するためには、ジェダイの独断的な狭い視野にとらわれず、あらゆる側面を理解しなければならないのだよ。完璧で賢明なリーダーになりたければ・・・フォースのより大きなビジョンを受け入れることだ。ジェダイには用心するんだ、アナキン。すべてのジェダイを凌ぐ力を授けることができるのは私だけだ。フォースのダークサイドを学びなさい。そうすれば妻を確実な死から救うことができるようになる。
アナキン: 何を言っているんですか?
パルパティーン: 私の知識を役立ててくれ。頼む。
アナキン: あんたがシス卿だったのか。

パルパティーン: 困惑する気持ちは分かる。だが聞きなさい。ジェダイ評議会の手駒でいつづけるのはやめるんだ。私と知り合って以来、君は平凡なジェダイの人生ではなく・・・より大いなる人生を求めていた。有意義で・・・良心のある人生をだ。
パルパティーン: 私を殺すつもりかね?
アナキン: そうしてやりたいさ。
パルパティーン: だろうな。怒りを感じるぞ。怒りは集中力を与え、君をより強くする。
アナキン: あんたの身柄をジェダイ評議会に引き渡す。
パルパティーン: いいとも。そうすべきだな。だが、彼らの意図は分かっておるまい?
アナキン: すぐに真実をすべて明らかにする。
パルパティーン: よーく考えることだな、アナキン。ダークサイドの力を知れば、パドメを救える。

 

パルパティーンこそがダース・シディアスだったのだ。アナキンは激しい憎悪から一度はライトセイバーを起動させ、議長へと突きつけるが、最後は理性を働かせ、この恐るべき事実を報告するためジェダイ聖堂へと戻るのだった。

 

その間も、ウータパウではオビ=ワンとグリーヴァスの戦いが続いていた。武器を失ったオビ=ワンは恐ろしい戦闘力を持つグリーヴァスに苦戦するが、最後は彼のブラスターをフォースで掴み、ついにこの忌々しいサイボーグを葬ったのである。一方、グリーヴァスの死の報告を受け取ったメイスは、パルパティーンに非常時特権の返還を要求するため元老院へ向かおうとしていた。そこへアナキンが恐ろしい知らせを持って現れ、メイスもついにシス卿の正体を知ることになる。アナキンは元老院への同行許可を求めるが、メイスは彼の心の迷いを理由に、同行を断固として許さなかった。会議室での待機を命じられたアナキンは、パドメのことを思い詰めながら、彼女のいる方角を見つめて涙を流す。パルパティーンがジェダイに殺されてしまえば、彼女を救うことはできなくなるのだ。

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