メイス死す

パルパティーン: 死ね!無限のパワーを食らえ!
その一瞬後、反撃に出たパルパティーンは再び邪悪な電撃でメイスを焼き焦がし、彼の体をコルサントの夜空へと葬り去ったのだった。 アナキン: 僕は何てことをしてしまったんだ?
シディアスはアナキンに自分の弟子となり、フォースのダークサイドを学べと告げる。アナキンはついにパドメの命を守るため、シス卿の前に片膝を付き、ダース・ヴェイダーの名を与えられたのだった。

 

さらに、シディアスはジェダイの共和国への裏切りについて断罪し、堕落した銀河系のバランスを崩すため、ヴェイダー卿にジェダイ聖堂への襲撃を命じる。そしてジェダイを壊滅させた後、ムスタファーに隠れている分離主義勢力の幹部たちを皆殺しにしろと指示するのだった。

パルパティーン: そなたは自分の宿命を成し遂げたのだ、アナキン。余の弟子となるがよい。フォースのダークサイドの使い方を学ぶのだ。

 

母シミの死を死なせてしまった苦痛の再現=パドメの死をアナキンは、受け入れることはできなかった。苦しみを人生における現前たる事実として、受け入れることができなかったのだ。

しかし、苦しみは運命ではない。解決する方法があるからだ。苦しみを平和や喜びや自由に帰る手段がある。苦しみを変化させるには、まず苦しみを理解しなければならない。苦痛とは、戦って、抑圧するべき敵でもなければ、逃げるほどのものでも、追い詰めて殺さなければならないほどの相手でもない。忍耐と勇気と思いやりがあれば、苦しみは自分の一部だということだわかる。その解決には、4つの道がある。だがそれは、のちにルークによって、示されるのを待つことになるのだ。

 

アナキン: ご依頼にすべて従います。
パルパティーン: よろしい。
アナキン: どうかパドメの命を助けてください。彼女なしでは生きていけません。
パルパティーン: 死を欺く力を手にした者はただ一人だけだ。だが我らが力を合わせれば、その秘密を解き明かすこともできよう。
アナキン: あなたの教えに従うことを誓います。
パルパティーン: よし。よろしい。
パルパティーン: そなたはフォースが強い。強力なシスとなるであろう。これからはこう名乗るがよい・・・ダース・ヴェイダーだ。
アナキン: ありがとうございます、マスター。
パルパティーン: 立つのだ。
パルパティーン: 評議会はそなたを信用していなかったのだ、我が若き弟子よ。すなわち、そなたはやつらの企みを知らない唯一のジェダイなのだ。この場で起きたことがジェダイに知れれば、我らは殺されよう。すべての議員もろともな。
アナキン: 同感です。評議会の次の標的は元老院でしょう。
パルパティーン: そなたの友人オビ=ワン・ケノービも含め、いまやジェダイは一人残らず共和国の敵であると心得よ。
アナキン: はい、マスター。
パルパティーン: 速やかに動かねばならん。ジェダイは非情だ。根絶やしにせねば、終わりなき内戦となろう。まずはジェダイ聖堂へ向かうがよい。やつらの虚を突くのだ。なすべきことをせよ、ヴェイダー卿。ためらいを見せるな。慈悲は無用だ。そのときこそ、そなたはダークサイドの力によってパドメを救うことができるのだ。
アナキン: 銀河に散らばっている他のジェダイたちはどうしますか?
パルパティーン: 裏切りには適切な対処がなされる。聖堂のジェダイをすべて始末したらムスタファー星系へ向かうがよい。ガンレイ総督と他の分離主義のリーダーたちを皆殺しにしろ。シスが再び銀河を支配するのだ!そして、平和が訪れる。

 

その後、シディアスは銀河中に展開するクローンたちにオーダー66、すなわちジェダイ抹殺命令を発令する。これにより、瞬く間にほとんどのジェダイが不意打ちによって命を落としていった。だが、わずかにこの虐殺を逃れたジェダイも存在し、マスター・ヨーダとオビ=ワンもその中に含まれていた。一方、ジェダイ聖堂はヴェイダーとクローンの大軍によって壊滅状態にあり、シス卿は幼いジェダイ候補の子供たちさえも手にかけていた。

この惨劇を目の当たりにしたオルデランのベイル・オーガナ議員は異常事態を察知し、生き残りのジェダイを救出するべく、<タンティヴィIV>でコルサントを飛び立つ。彼はウーキーの助けを借りてキャッシークから逃れたヨーダを救助し、その後、オビ=ワンも合流した。彼らはジェダイ聖堂から発信されているジェダイへの帰還命令を罠だと見破り、それを止めるためコルサントへと向かうことになる。

コルサントでは、多くのジェダイを殺害したヴェイダーが、アナキンとしてパドメのもとを訪れていた。彼は妻にジェダイの裏切りのことを話し、戦争を終わらせるためにムスタファーへ行くと告げる。

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