彼らはタトゥイーンの有数の宇宙港都市モス・アイズリーに到着する。帝国軍の検問をベンのフォースで無事に切り抜けた彼らは、オルデランへのチャーターを引き受けてくれる腕利きのパイロットを雇うため、荒くれ者の集う酒場へと入っていった。そこで彼らは<ミレニアム・ファルコン>の船長である密輸業者のハン・ソロと、その相棒、ウーキーのチューバッカを雇うことになる。

ハンソロ登場

ハン: ハン・ソロだ。<ミレニアム・ファルコン>の船長をしてる。チューイーの話じゃ、あんたらオルデラン星系行きの便を探してるんだってな。
ベン: いかにもそのとおりだ。高速船ならばね。
ハン: 高速船だ?<ミレニアム・ファルコン>を知らねえのか?
ベン: 知るはずがないだろ?
ハン: ケッセル・ランを12パーセクで駆け抜けた船だ。帝国軍の宇宙船を出し抜いたこともある。言っておくが田舎の大型クルーザーじゃないぜ。コレリア製の大型船のことを言ってるんだ。スピードは任せておきな、爺さん。積荷は何だ?
ベン: 乗客だけだよ・・・私と、この少年、ドロイドが2体・・・質問は一切なしで頼む。
ハン: ここで何か揉め事でも起こしたのか?
ベン: 帝国軍とのゴタゴタを避けたいからとだけ言っておこう。
ハン: ほお、それは厄介だな?なら割り増し料金をいただくぜ。前金できっかり10,000だ。
ルーク: 10,000だって?それだけあれば自分の宇宙船が買えるじゃないか。
ハン: どなたがご操縦を?坊主、おまえがやるか?
ルーク: できるさ。そんな腕の悪いパイロットじゃない。こんなところで座って話していても無駄だ。
ベン: とりあえず2,000払おう・・・そしてオルデランに到着したときに追加で15,000だ。
ハン: 17,000か?
ハン: よし、引き受けた。あんたらの準備が出来次第飛べるぜ。ドッキング・ベイ94だ。
ベン: 94だな。
ハン: 見ろよ、誰かさんがあんたの離れ業に興味をもったようだぜ。
Felth: わかった。調べるぞ。
ハン: 17,000だとよ。あの連中本当に死に物狂いなんだな。これで本当に俺の首も繋がる。船に戻って準備しておけ。

 

だが、ハンは犯罪王ジャバ・ザ・ハットの仕事に失敗し、多額の借金を背負っている身だった。このときも賞金稼ぎが取立ての使いとして現れ、酒場に一騒動を巻き起こしたほどである。彼は法外な値段でこの仕事を請け負うと、愛機の整備にドックへと戻るが、そこにはジャバ自らが待ち受けていた。ハンはこの仕事の終わりに利息を付けて必ず返済すると約束し、その場をやり過ごす。やがてルークとベンが訪れるが、タトゥイーンを発とうとした瞬間、密告を受けて彼らを追ってきたストームトルーパー隊に襲撃される。一行は間一髪で難を逃れるものの、既に<ファルコン>は帝国軍にマークされていたのである。

タトゥイーンの軌道上には2隻のスター・デストロイヤーが待ち構えていたが、<ファルコン>はハイパースペースへジャンプし、オルデランを目指していく。船内でルークはベンからフォースの修行を受け、徐々にジェダイとしての悟りを開いていった。

フォースの修行

 

そのころ、デス・スター内では薬物による尋問にも屈しなかったレイアを精神的に追い詰めようと、ターキンはこの要塞兵器をオルデラン星系へと移動させていた。彼はレイアに対し、反乱軍基地の場所を教えなければ、故郷を破壊すると脅したのである。さすがのレイアもこの脅迫には口を割るほかなく、ダントゥイーンの名を告げるのだった。だが、ターキンは無情にもスーパーレーザーを発射し、レイアの目の前でオルデランを爆破させてしまう。帝国にとって、反乱同盟軍の絶大な支援者であるベイル・オーガナはどうしても抹殺しなければならない人物であり、この攻撃は帝国の威信とデス・スターの恐怖を広めるための効果的な見せしめとなったのである。

オルデランを爆破

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