ハンとレイアの出会い
だが、侵入者の存在が発覚したことでデス・スター内全域に非常警報が出されており、彼らは袋小路に追い詰められてしまうのだった。仕方なくレイアはダスト・シュートへと潜り込み、4人はゴミ処理場に立てこもる。そこには怪物ダイアノーガが棲んでおり、さらにゴミ圧縮装置が作動して、彼らは絶体絶命の危機に立たされるのだった。
そのころ、ベンは首尾よくトラクター・ビームの切断に成功していた。一方、ダース・ヴェイダーもかつての師の存在を感じ取っており、20年前の決着をつけるべく、1人で彼の足取りを追っていた。
また、ルークたちも際どいところでC-3POとR2-D2に救われ、ゴミ処理場からの脱出に成功する。こうして自由の戦士たちはおのおので<ファルコン>を目指すことになるが、ベンを待ち受けていたのはシスの暗黒卿ダース・ヴェイダーだった。かつての師弟が再びライトセイバーを交え、<ファルコン>の目の前で死闘を繰り広げる。
ヴェイダー: 待っていたぞ、オビ=ワン。ついに再会を果たせたな。今こそ決着をつけるときだ。見捨てられたときの俺は未熟者に過ぎなかった。だが今ではマスターだ。
ベン: 邪悪のマスターにすぎんぞ、ダース。
ヴェイダー: 力は衰えたな、老人め。
ベン: 勝ち目はないぞ、ダース。打ちのめされても、私はおまえの想像を超える力を手に入れられるのだ。
ヴェイダー: 戻ってくるべきではなかったな。
しかし、老オビ=ワンの力は衰えていた。彼は若き弟子に未来を託し、ヴェイダーの光刃を受けてフォースと一体となる。
ベンは格納庫まで戻ったのを見届けると、微笑んで、ライトセーバーの構えをといた。
ルーク: ベン?
ヴェイダーは、ベンを真っ二つに切り裂いた。
ベン死す
ルーク: そんな!
あとには、ベンのマントとライトセーバーだけが残っていた。
ヴェイダーが踏みしめると、そこに死体はなかった。死んだのではない。フォースと一体となったのだ。
これからは、声となってルークを助けていくことにしたのだ。
フォースのダークサイドのパワーを信じていた、ダース・ヴェイダーにとって、これは、意外なことだった。ライトサイドには、ダーク・サイド以上のなにかがあるのか?信奉していたダーク・サイドに疑念を持たせる種がまかれた。オビ=ワンは、自ら刃にかかることによって、クワイ=ガンから教えてもらったリビング・フォースを、ルークの為だけでなく、かつての弟子の為に実践してみせたのだった。