一方、それを知らないハンは基地に戻ると、ライカン将軍に同盟軍から離れたいと告げるのだった。ヤヴィンの戦いから既に3年が経過しており、彼の首には痺れを切らしたジャバ・ザ・ハットから多額の懸賞金が掛けられていたのである。事実、ハンはこれまでにも自分を狙う賞金稼ぎと遭遇しており、このまま生き延びるにはもはや一刻の猶予も残されていないと悟っていたのだった。
ハン:
将軍、そろそろ発とうと思う。これ以上はいられないんだ。
Rieekan:
それは残念だな。
ハン:
首に賞金が掛かっててね。ジャバ・ザ・ハットに返済しないと命が危ないんだ。
Rieekan:
死の刻印を背負ったまま生きて行くのは容易じゃないからな。君はすばらしい戦士だ。失うのは残念だよ。
ハン:
ありがとう、将軍。
ハン:
さて、殿下、そういうことだ。
レイア: そのようね。
ハン:
せいぜい泣き崩れないでくれよ。じゃあな、お姫様。
レイア: ハン。
ハン:
はい、殿下。
レイア: ずっといてくれるものだと思ってました。
ハン:
オード・マンテルで出くわした賞金稼ぎが心変わりをさせてくれたんだ。
レイア: ハン、私たちはあなたを必要としています。
ハン:
私たちが?
レイア: ええ。
ハン:
あんたはどうなんだ?
レイア: 私が?何を言っているのか分からないわ。
ハン:
つまり必要ないってことか。
レイア: 私が何か誤解してますか?
ハン:
おいおい。あんたは俺のこと気になるからここにいてほしいと思ってるんだ。
レイア: ええ。あなたは私たちにとって大きな助けになります。真のリーダーよ。
ハン:
違う。そうじゃない。ほら。素直になれよ。
レイア: あなたが勘違いしているようね。
ハン:
俺が?じゃあなぜついて来るんだ?お別れのキスもしないでいなくなるのが怖いんだろ。
レイア: ウーキーにキスするほうがまだましよ。
ハン:
取り計らってやる。すばらしいキスになるだろうよ!
タトゥイーンへ戻るべく愛機<ミレニアム・ファルコン>の整備へと向かうハンを、レイア・オーガナが呼び止める。彼女はハンの力が必要だと言い、彼を引き止めようとするが、ハンが望んでいたのは反乱軍のリーダーとしてではなく、レイア個人としての慰留だった。ハンは彼女に明らかな好意を寄せていたが、2人の感情はすれ違い、説得は物別れに終わってしまう。ハンがルークの消息不明を知ったのは<ファルコン>の修理を行っていたときだった。夜を迎えるとホスの気温は急激に低下し、ルークが生きて帰って来る確率も非常に低くなる。ハンは友人を助けるため、再びトーントーンで極寒の雪原へと向かうのだった。
Alder:
全パトロール帰還しました。ただ・・・スカイウォーカーとソロからはまだ連絡がありません。
3PO:
レイア様、R2が申しますに、何のシグナルも受信できないそうです。しかし、彼の受信能力は低いのですべての望みを捨てられる必要はないかと思われます。
Derlin:
姫、今夜はもう何もできません。シールド・ドアを閉めましょう。
Derlin:
ドアを閉めろ。
Alder:
了解しました。
3PO:
R2が申しますには生存確率は725分の1だそうです。
3PO:
ただ、R2も間違うことはありますから・・・ときどきですが。ああ、嫌だ。嫌だ。ルーク様のことは心配いらないよ。
3PO: ルーク様のことは心配いらないよ。きっとご無事だ。おまえも知ってるだろ、頭のいいお方だ。人間にしてはね。