凍てつくような吹雪のなか、ハンはわずかな生命反応を手がかりにルークの捜索を進めていた。だが、外の気温は急激に低下し、ハンの命も危険に晒されるようになる。エコー基地でもハンからの連絡が途絶え、ついに防寒扉が閉じられると、レイアとチューバッカの表情に絶望の色が横切るのだった。そのころ、ルークはワンパの洞窟に逆さづりの状態で捕らえられていた。意識を取り戻した彼は未熟ながらもフォースの流れを掴み、氷に突き刺さったライトセイバーを引き寄せる。異変に気づいた雪獣が彼を襲うが、ルークはワンパの腕を一刀両断し、命からがら洞窟を逃れるのだった。だが、厳寒の雪原で彼は再び倒れてしまう。意識がもうろうとするなか、ルークを呼びかけたのはフォースと一体となって姿を現した亡き師、オビ=ワン・ケノービだった。老師は惑星ダゴバへ行き、マスター・ヨーダの教えを乞えと告げる。

オビ=ワン: ルーク。ルーク。
ルーク: ベン?
オビ=ワン: ダゴバ星系へ行くがよい。
ルーク: ダゴバ星系?
オビ=ワン: そこでヨーダから教えを受けるのだ。私を指導してくれたジェダイ・マスターだ。
ハン: 動くな、ルーク。しっかりしろ。時間がない。
ルーク: ベン。
ハン: しっかりつかまれ、坊主。
ルーク: ダゴバ星系。ダゴバ。
ハン: 匂いがひどいかもしれんがな、坊主。
ルーク: ヨーダ。
ハン: だが体を温めるんだ・・・シェルターを用意するまでな。
ルーク: ベン。ダゴバ。
ハン: 外だってのにひどい匂いだぜ。

 

 

そこにハンが現れ、親友を死の淵から救い出したのだった。だが、ハンのトーントーンも息絶え、2人はシェルターを設置して極寒の夜をすごすことになる。そして翌朝、2人はエコー基地を出撃したスノースピーダーの捜索隊によって発見され、無事に基地へと戻ることができたのだった。

バクタ・タンクで治療を終えたルークを中心に、再び英雄たちが顔をそろえる。エコー基地には宇宙船の発進禁止令が出ており、足止めされたハンは不快感を示すが、それを自分と別れたくないレイアの好意と曲解し、彼女を困惑させる。レイアは当てつけにルークとキスを交わし、ハンを嫉妬させるのだった。

3PO: ルーク様、再び完全に機能的なお姿を拝見できてうれしゅうございます。
ルーク: ありがとう、3PO。
3PO: R2も安堵しております。
 

ハン: 気分はどうだ、坊主?悪いようには見えないな。ガンダークの耳を引きちぎるほどの力持ちに見えるぜ。
ルーク: 恩に着るよ。
ハン: これで貸しは2つだ、坊や。
 

ハン: ところで殿下、もうしばらく俺を足止めしようとしてるみたいだな。
レイア: 私は何もしていません。エネルギー・フィールドが作動するまで船を飛び立たせるのは危険だと、ライカン将軍が考えているのです。
ハン: うまく考えたな。俺のようなイカした男に会えなくなるのは耐えられないってことか。
レイア: あなたのようなレーザー頭の妄想には付き合ってられません。
ハン: ほくそ笑んでろ、この毛玉野郎が。
ハン: だが、おまえたちは俺たちが2人きりで南通路にいたのを見てないんだ。彼女は俺に対する本当の気持ちを告白したんだぜ。
レイア: 私が・・・なぜ、あなたのようなうぬぼれ屋の・・・間抜けの・・・薄汚い・・・ナーフ飼いに!
ハン: 誰が薄汚いって?
ハン: あんなに神経尖らすなんてかなり図星を突いてたんだな、なあ、坊主?
レイア: 女心がまだよく分かってないようね。

 

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