すると、偵察機が不審な物体を発見したとの報告が入る。謎の物体は帝国軍の暗号を発信しており、基地内に不安と緊張が走った。そして、ハンとチューバッカが調査に向かい、それが帝国軍のプローブ・ドロイドであることが判明すると、ライカン将軍は直ちに全軍の撤退を命じるのだった。
ホスからの送信がダース・ヴェイダー率いる死の小艦隊に届いた。旗艦スーパー級スター・デストロイヤー<エグゼキューター>の艦橋でピエット艦長からの報告を受けた暗黒卿は、フォースの直感でホスに反乱軍の秘密基地があることを確信する。捜し求めるスカイウォーカーもそこにいるのだ。艦隊司令官のオゼル提督は異論を挟むが、ヴェイダーの信念は揺るがなかった。彼は全艦をホス星系へ向けさせ、総攻撃の準備を命じたのだった。
ヴェイダー: 何か見つけたのか?
Piett:
はい、閣下。
ヴェイダー: ここだ。反乱軍はここにいる。
Ozzel:
閣下、未確認の植民地は無数に存在します。密輸業者の可能性も・・・
ヴェイダー: この星系だ。スカイウォーカーもやつらと共にいる。ホス星系に進路を取れ。
ヴェイダー: ヴィアーズ将軍、兵の準備をするのだ。
Veers:
提督。
やがて帝国艦隊がホスの軌道上に姿を現した。しかし、同盟軍は攻撃に備えて強力な防御シールドを作動させており、帝国軍は軌道からの砲撃を封じられてしまう。ヴェイダーはその失態への怒りをオゼルに向け、彼を処刑すると共にピエットを提督へと昇格させた。そして、ヴェイダーはヴィアーズ将軍にAT-AT部隊による地上攻撃を命じたのである。一方、反乱軍はイオン・キャノンで地上から援護射撃を行いながら、貨物船を脱出させていた。ハンは<ファルコン>の修理に追われながらもルークに二度目の別れを告げ、ルーク率いるローグ中隊が帝国軍のAT-ATと対峙する。しかし、無敵のAT-ATの前に反乱軍は大打撃を受け、徐々に前線を後退させていった。そして、ついにヴィアーズ将軍によってエネルギー基地が破壊されると、ヴェイダー自ら地上に降り立ち、ルークの捜索を開始するのだった。
エコー基地に総員退去命令が鳴り響く。だが、ハンとチューバッカは未だに<ファルコン>の修理を行っており、レイアも最後の貨物船の脱出を見送っているところだった。レイアの身を案じるハンは、彼女を<ファルコン>に乗せてホスを脱出する。だが、軌道上で待ち受けるスター・デストロイヤーが、執拗に彼らを追跡するのだった。ハンはハイパードライブを使って一気に逃走しようとするが、故障によってジャンプができない。極めて一方的な追跡劇が展開され、やがて<ファルコン>はホス近郊の小惑星帯へと逃げ込んだ。
レイア: 小惑星よ。
ハン:
チューイー、271にセットしろ。
レイア: 何をするつもり?まさか小惑星帯に突入するつもりじゃないでしょうね?
ハン:
やつらも追ってくるほどイカれちゃいまい?
レイア:
3PO:
船長、小惑星帯を無事に通過できる確率はおよそ3,720分の1です。
ハン:
確率など知ったことか。
ハン:
俺がしくじるときに近くにいたいって言ってたな。実現するかもしれんぞ。
レイア: 取り消すわ。こんなところに長居してると木っ端微塵になるわよ。
ハン:
議論するつもりはないね。
3PO:
木っ端微塵ですって?
ハン:
でかいやつに接近するぞ。
レイア: 接近するですって?
3PO:
接近?自殺行為です!逃げ道がありません。
ハン:
そこだ。ちょっといいところがあったぞ。
レイア: なにがちょっといいところよ?
ハン:
ああ。気に入るぜ。
3PO:
すみませんが、姫、どこへ向かっているのでしょうか?
レイア: 自分のしていることが分かっていればいいのですけど。
ハン:
ああ、俺もだ。
でかいやつの洞窟に隠れてやり過ごすことにした。
だが、帝国軍は恐ろしいほどの執念でハンの船を追い、ようやく追っ手を振り切ると、<ファルコン>は巨大な岩に開いた洞窟の中へと身を隠すのだった。