一方、無事にホスを脱出したルークは、オビ=ワンの助言に従い、R2-D2を伴ってXウィングで惑星ダゴバへと向かう。

ルーク: 何も間違ってないよ、R2。ちょっと新しいコースをセットしたんだ。
ルーク: みんなとは落ち合わない。ダゴバ星系へ行くんだ。
ルーク: そうだよ、R2。
ルーク: 大丈夫。しばらく手動操縦にしておいてくれ。

ファルコン号

ガタン 船が傾き、だきつく格好となった。

レイア: 行って。行ってちょうだい。
ハン: 興奮するなよ。
レイア: 船長、あなたに抱かれてもちっとも興奮などしません。
ハン: ごめんよ、お嬢さん。他のことをする時間がなかったんでね。

 

 

不時着

沼の惑星ダゴバは文明社会とは程遠い無人の惑星であり、とても偉大なジェダイ・マスターが住んでいるような場所ではなかった。

彼はさっそくヨーダを探すが、逆にルークを見つけたのは小柄なエイリアンの老人だった。

ルーク: 充電は完了したかい?
ルーク: よし。さてと。そこにしまっておいてくれ。いいぞ。まったくだな。さて、ヨーダという人を探さないと。本当にいればだけど。ジェダイ・マスターを探すにはふさわしくない場所だな。気味の悪い場所だよ。でも・・・何か懐かしい感じがするよ。よく分からないけど。なんとなく感じるんだ・・・
ヨーダ: どんな感じじゃと?
ルーク: 見られているような気がした。
ヨーダ: 武器をしまえ。危害は与えんよ。こんなところで何をしとるんじゃ?
ルーク: 人を探してるんだ。
ヨーダ: 人探しじゃと?ならばもう見つけたわけじゃな。
ルーク: そうだな。
ヨーダ: 助けてやるぞ。うん。
ルーク: 違うよ。僕は偉大な戦士を探しているんだ。
ヨーダ: 偉大な戦士か。戦争は人を偉大にはせんぞ。
ルーク: 離せよ。おい!僕の夕食だぞ。
ヨーダ: こんなものを食べてよくそんなに大きくなれたな?
ルーク: いいか、爺さん、こんな水溜りに着陸するつもりはなかったんだ。ここから船を出すことができればそうするけど、できないんだよ。
ヨーダ: ああ、船を出せないのか。
ルーク: あっちへ行けよ。おい、壊す気か。やめろ。困ったやつだな。ほら、こっちによこせ。
ヨーダ: わしのじゃ。くれないと助けてやらんぞ。
ルーク: おまえの助けなんかいるもんか。ランプを返せよ。このぬるぬるの泥穴から抜け出すのに必要なんだ。
ヨーダ: 泥穴?ぬるぬる?わしの家じゃぞ、ここはな。
ルーク: R2、もうくれてやれ。
ヨーダ: わしのじゃ!わしのじゃ!わしのじゃ!
ルーク: それを持って消えてくれ、小さい爺さん、いいな?僕らはやることがたくさんあるんだ。
ヨーダ: いやじゃ。いやじゃ。いやじゃ。ここにおるぞ。助けてやる。友達を探してやるぞ。
ルーク: 友達を探してるんじゃない。ジェダイ・マスターを探してるんだ。
ヨーダ: ジェダイ・マスターか。ヨーダじゃ。ヨーダを探してるんじゃ。
ルーク: 知ってるのか?
ヨーダ: 連れていってやるぞ。うむ、うむ。だがまずは飯じゃ。来い。うまいものがあるぞ。来いよ。
ヨーダ: こっちじゃ、来い。
ルーク: R2、ここでキャンプを見張っててくれ。

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