Dagobah -- Yoda's Hut

ルークはダゴバで900歳を迎えたヨーダと再会する。若き弟子は修行の続きを求めるが、老師は病で衰弱しており、もはや教えることはないと告げるのだった。 

 

ヨーダ: 何じゃその顔は・・・若いもんの目にはそんな年寄りに見えるのかの?
ルーク: いえ、そんなことはありません。
ヨーダ: そうじゃよ。そのとおりじゃ。病にかかった。年老いて弱ったのじゃ。900歳にもなればそう見えてもしかたあるまい。時期に安らぎを得るのじゃ。そう。永遠の安らぎじゃ。
ルーク: マスター・ヨーダ、あなたが死ぬはずはありません。
ヨーダ: フォースが強くともそれほどの強さはない。黄昏が訪れればすぐに夜になるのじゃ。それが物の道理、フォースの道じゃ。

ルーク: でも僕には助けが必要なんです。修行を終えに来たんです。
ヨーダ: もう修行は必要ないぞ、おまえにはな。必要な知識はすでに身についておる。
ルーク: では僕はジェダイなんですか。
ヨーダ: いや、まだじゃ。1つ残っておる・・・ヴェイダーじゃ。ヴェイダーと対決するのじゃ。そのとき・・・そのときこそ、ジェダイになれるのじゃ、おまえはな。対決は近いぞ。
ルーク: マスター・ヨーダ、ダース・ヴェイダーは僕の父ですか?
ヨーダ: 休むぞ、わしは。うむ。休むぞ。

ルーク: ヨーダ、教えてください。
ヨーダ: おまえの父じゃ、やつはな。やつから聞いたのか?
ルーク: はい。
ヨーダ: 思いがけないことじゃ、これはな。不幸なことじゃ。
ルーク: 真実を知ることが不幸なんですか?
ヨーダ: いや。早く会いすぎたことが不幸だったのじゃ・・・修行半ばで・・・重荷に耐える準備ができていなかったのじゃ、おまえはな。
ルーク: すみません。
ヨーダ: よいか、ジェダイの力はフォースから湧き出るのじゃ。だが忘れるな。怒り、恐れ、攻撃、それらはダークサイドじゃ。一度暗黒の道へと下ればそれは永遠におまえの運命を支配することになる。決して・・・決して皇帝の力を甘く見るでないぞ。さもなくば、父の運命と同じ苦しみを味わうことになる。わしが死ねば最後のジェダイじゃ、おまえはな。フォースはおまえの家系に強く流れておる。己の学んだことを伝えるのじゃ。もう1人・・・もう1人の・・・スカイウォーカーに。


 

しかし、ヨーダは最後の試練として彼にヴェイダーとの対決を促す。そして、偉大なジェダイ・マスターはルークの質問に対し、ヴェイダーが彼の父親であることを認めるのだった。その直後、ヨーダはルークに、皇帝の力を侮るな、そして学んだことをもう1人のスカイウォーカーに伝えよと言い残し、フォースと一体となる。戸惑うルークの前に現れたのはオビ=ワンだった。彼はかつてルークの父がヴェイダーに殺されたと説明したが、親友だったアナキン・スカイウォーカーがヴェイダーという邪悪な人格によって葬り去られたのは、彼にとって紛れもない事実だったのだ。そして、オビ=ワンはもう1人のスカイウォーカー、すなわちルークの双子の妹の存在を明かし、ルークはそれがレイアであることを直感する。彼女はヴェイダーと皇帝の目を避けるため、密かに素性を隠して育てられていたのだ。ルークは妹を守るため、父を改心させると誓うのだった。

Dagobah -- Jungle

ルーク: 僕にはできないよ、R2。1人じゃ無理だ。
オビ=ワン: ヨーダがいつもついているぞ。
ルーク: オビ=ワン。なぜ言ってくれなかったんですか?ヴェイダーが父を裏切り、殺したのだと言いましたよね。
オビ=ワン: 君の父さんはフォースのダークサイドに誘惑されたのだ。彼はアナキン・スカイウォーカーであることをやめ、ダース・ヴェイダーとなった。このとき君の父さんだった良き人は死んだのだよ。だからある視点から見れば私の言ったことは真実なのだ。
ルーク: ある視点から見ると?
オビ=ワン: ルーク、我々が固執する真実というものの多くは我々自身の視点に強く依存しているのだよ。アナキンは親友だった。初めて出会ったときは既に偉大なパイロットだった。しかし彼のとてつもないフォースの強さに驚かされたよ。私は彼にジェダイとしての訓練を与える責任を負った。ヨーダのようにうまく教えることができると思ったのだ。だが間違っていた。
ルーク: まだ父には善の心が残っているはずです。
オビ=ワン: 彼はもはや人間というよりも邪悪に歪められた機械に過ぎん。
ルーク: 戦うことはできませんよ、ベン。
オビ=ワン: 運命から逃れることはできん。もう一度ダース・ヴェイダーに立ち向かうのだ。
ルーク: 実の父を殺すことはできません。
オビ=ワン: では皇帝は既に勝利したということになるな。おまえは我々の唯一の希望だった。
ルーク: ヨーダはもう1人のことを話してました。
オビ=ワン: 彼が言ったのはおまえの双子の妹のことだよ。
ルーク: でも僕には妹はいませんよ。
オビ=ワン: 皇帝から守るため、おまえたちは生まれたときに父親のもとから隠されたのだ。アナキンの血を引く者の存在が皇帝に知れれば、それは彼にとっての脅威となるからな。だからおまえの妹は素性を隠して安全な場所で育てられたのだ。
ルーク: レイアだ。レイアが妹だ。
オビ=ワン: 鋭い洞察力を持っているな。感情は深くしまっておくのだぞ、ルーク。感情は信頼できるが、逆に皇帝に利用される可能性もあるのだ。


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