サラスト星系に集結した同盟軍艦隊では、第2デス・スター攻撃に向けての作戦会議が開かれていた。アクバー提督とメイディーン将軍によって立案された作戦の概要は、ソロ将軍率いる工作部隊がエンドアにある第2デス・スターのシールド発生装置を破壊し、その後、カルリジアン将軍の戦闘機部隊がデス・スター内部に侵入して、この究極兵器を破壊するというものだった。
Madine:
小型の帝国軍シャトルを拿捕した。輸送船を装って秘密の帝国軍コードを使用し、突撃チームが月に着陸、シールド・ジェネレータを破壊するのだ。
3PO:
危険そうですね。
レイア: 誰が指揮を執るのかしら。
Madine:
ソロ将軍、突撃チームの準備はできているかな?
ハン:
チームは準備万端です。でもシャトルの司令クルーがいなくてね。
ハン:
笑い事じゃないぞ。おまえには話したくなかったんだ。
ハン:
では1名だ。
レイア: 将軍、私も数に入れて。
ルーク: 僕も一緒だ。
ルークがもどってきた。
レイア: どうしたの?
ルーク: またいつか聞いてよ。
ルーク: やあ、ハン、チューイー。
3PO:
「わくわくする」なんて私には選びがたい言葉だよ。
ハンは<ミレニアム・ファルコン>をランドに託すと、ルーク、レイア、チューバッカ、そして2体のドロイドらを従えてエンドア星系へと向かう。司令船<エグゼキューター>の艦橋から、ヴェイダーはフォースを通じて息子の存在を感じ取るが、彼はそのままシャトルを衛星へと向かわせるのだった。その後、彼は第2デス・スターへと戻り、皇帝にルークの到着を報告する。皇帝はエンドアでルークの投降を待てと命じるのだった。
ハンのチームはシールド発生装置を目指すが、途中、帝国軍のパトロール隊に発見され、小規模な戦闘へと発展する。ルークとレイアが本隊から離れ離れとなってしまい、やがてルークは仲間と合流を果たすが、レイアは依然として行方不明のままだった。彼女は戦闘中に気を失っており、エンドアに住むイーウォックのウィケットと遭遇していたのである。彼女は村へと招かれ、一方で、ルークたちもチューバッカの不注意からイーウォックの仕掛けた罠に掛かり、捕らえられてしまう。そして、イーウォックたちは金色に輝くC-3POを見るや、彼を神と認識し、ルークやハンを調理してもてなそうとする。捕虜となったルークたちは樹上の村でレイアと再会するが、イーウォックたちは彼女はおろか、3POの説得にも応じようとしなかった。そこでルークはフォースを使って3POを宙に浮かべ、天罰と称して彼にイーウォックたちを説得させるのだった。その後、3POがこの原始的種族に銀河系の現状を説明すると、反乱軍の英雄たちは彼らの仲間として迎え入れられたのである。
その夜、ルークはレイアと2人になり、唐突に母親のことを質問する。
彼女はおぼろげな記憶を持っていたが、ルークには母に関する記憶が一切なかった。そして、彼はレイアに真実を打ち明ける。彼女が自分の双子の妹であること、そしてヴェイダーが自分たちの実の父親であることを。兄は妹に父を改心させると約束し、村を出て行った。
レイア: ルーク、どうかしたの?
ルーク: レイア、君はお母さんのことを・・・本当のお母さんのことを覚えてるかい・・・?
レイア: ほんの少しだけね。私が幼いころに亡くなったから。
ルーク: 何を覚えてる?
レイア: ほんの雰囲気だけよ。なんとなくね。
ルーク: 教えてくれないか。
レイア: お母さんは・・・とてもきれいだったわ。優しくて・・・でも悲しそうだった。なんでそんなことを聞くの?
ルーク: 僕には母さんの記憶がないんだ。まったく覚えてないんだよ。
レイア: ルーク、教えて。何を悩んでいるの?
ルーク: ヴェイダーがここにいる。いま。この月にいるんだ。
レイア: なぜ分かるの?
ルーク: 彼の存在を感じるんだ。僕を探しに来た。彼も僕が近くにいるのを感じるんだよ。だから行かなくちゃならないんだ。ここに長くいればみんなと任務を危険にさらしてしまう。対決しなければならないんだ。
レイア: どうして?
ルーク: 僕の父さんなんだ。
レイア: あなたのお父さんですって?
ルーク: 他にもあるんだ。君にとって酷な話かもしれないけど、言わなければならない。もし僕に万が一のことがあったら、同盟軍にとって君が唯一の希望になる。
レイア: そんなこと言わないで。あなたには私に理解できない、決して手にすることができない力があるわ。
ルーク: 違うよ、レイア。君にもこの力があるんだ。いつか僕のように使い方を学ぶといい。フォースの強い家系なんだよ。父も持っている。僕も持っている。そして、僕の妹も持ってるんだ。
ルーク: そうだよ。君なんだよ、レイア。
レイア: 分かるわ。なんとなく・・・いつもそう思ってたの。
ルーク: ならば僕が彼に立ち向かわなければならない理由も分かるね。
レイア: ルーク、逃げて。遠くへ。彼があなたの存在を感じるのならここから離れるのよ。私も一緒に行くわ。
ルーク: いや、だめだ。君はいつだって強かった。
レイア: でもどうして戦わなければならないの?
ルーク: まだ善の心が残ってるからさ。感じるんだ。彼は僕を皇帝には渡さないよ。僕が父さんを救ってみせる。善の側に引き戻してみせるよ。やってみなければならないんだ。
ハン:
おい、何をしてるんだ?
レイア: 何でもないわ。しばらく1人でいたいの。
ハン:
何もない?言えよ。どうした?
レイア: 言えないわ。
ハン:
ルークには言えてもか?あいつになら言えるのか?
ハン:
すまん。
レイア: 抱いて。
ハンが心配になって様子を見に来るが、レイアは何も告げることができず、ただ抱きしめてほしいと頼むのだった。
父が、ダース・ヴェイダーであり、それを対決するのは、ルークに苦痛をもたらした。しかし、ルークは、ベンから受けた教え、ヨーダから受けた修行を、インテグラしていった。
そして、4つの真理を導きだした。
1「苦しみは存在する。」
2「苦しみには原因がある」
3「苦しみは滅することができる」、そして、
4「苦しみの消滅にいたる道は示さなければならない」
しかし、これが本当かどうか調べるは自分自身。まさにジェダイが、フォースを自分自身で経験し、理解しなければならなかったのと同じ。そして、その為に必要なのが、クワイ=ガンが言っていた「注意力」と「集中力」なのだ。
そして苦痛を変化させる方法を導きだした。
まず、苦しんでいる自分に気付くこと、つぎが、それを受け入れること、調べること、智慧をつけること、
苦しみは、そこからではなく、自身の執着からでていきている、自身の心の産物である。
ルークは、自らの体をもって、父をダーク・サイドから救うため、敵基地に投降していった。