エピソード I / 見えざる脅威 Episode I: The Phantom Menace


遠い昔、遥か彼方の銀河系で・・・
銀河共和国を騒乱が襲った。辺境の星系を結ぶ交易ルートへの課税を巡って論争が勃発したのだ。
貪欲な通商連合は武力での解決を図るべく、大規模な艦隊によって辺境の小惑星ナブーの物流を完全にとめてしまう。
共和国議会がこの非常事態について飽くなき討論を繰り広げている間に、最高議長は論争を調停すべく、平和と正義の守護者であるジェダイ・ナイト2人を密かに派遣したのだった・・・

 

クワイ=ガン、オビ=ワン登場

 

 

 

ヴァローラム元老院議長の特使、ジェダイ・マスターのクワイ=ガン・ジンとその弟子オビ=ワン・ケノービを乗せた共和国艦<ラディアントVII>がナブー星系に到着する。彼らは惑星を封鎖する通商連合の戦艦に連絡を取り、平和的交渉を求めて艦内へと乗り込んでいった。

オビ=ワン: 嫌な予感がします。
クワイ=ガン: 私は何も感じないな。
オビ=ワン: 任務のことではありません、マスター。他のところに・・・何か漠然としたものが。
クワイ=ガン: 不安から目をそらすのだ、オビ=ワン。我々がいる今ここに、意識を集中させろ。
オビ=ワン: しかし、マスター・ヨーダは未来に心を留めるべきだと言っていました。
クワイ=ガン: だが、この瞬間をおろそかにしてはならん。リビング・フォースに集中するのだ、若きパダワン よ。
オビ=ワン: はい、マスター。

一方、通商連合のヌート・ガンレイ総督はこの訪問に歓迎の意を示すものの、特使がジェダイと知るや一転して恐怖に怯え、この武力行使の後ろ盾となった謎の人物に連絡を取る。

ダース・シディアス登場

黒幕の正体は共和国の転覆を目論むシスの暗黒卿ダース・シディアスだった。

利益確保のため元老院に抗議行動を示そうとする通商連合と、この騒動を利用して共和国に混乱を巻き起こし、その空白の間に隠されたより大きな目的を達成しようとするシス卿の思惑が一致したのである。ジェダイの介入に怒りをあらわにしたシディアスは、ガンレイに2人のジェダイを抹殺し、ナブー侵略を開始するよう命じるのだった。

会談の開始を待っていたジェダイたちに突如として毒ガスによる攻撃が行われ、その後も通商連合のバトル・ドロイドが2人に襲い掛かる。連合側の敵意を感じた2人は総督のいる艦橋へと向かうが、ドロイディカに阻まれ、逃走を余儀なくされる。そして、クワイ=ガンとオビ=ワンは連合軍がナブー侵略に向けて無数のドロイドを準備していることを知ると、別々の上陸船に隠れてナブーへと逃れるのだった。

アミダラ登場

Droid Control Ship -- Bridge

Tey: 総督、惑星から通信が入っています。
Rune: アミダラ女王自らお出ましとは。
Nute: ようやく結論が出たようだな。
Nute: 再びお目にかかりましたな、陛下。
アミダラ: あなたにとっては不満でしょうが、言うべきことがあります、総督。我々の惑星への貿易拒否はこれで終わりです。
Nute: そのような失敗については存じませんが。
アミダラ: そちらに議長の特使が来ていることは知っています。あなたがたは解決に至るよう命じられているはずです。
Nute: 特使のことなど知りませんな。勘違いをされているのでしょう。
アミダラ: 警告します、総督。連合も今度ばかりはやり過ぎました。
Nute: 我々はすべて元老院の承認のもとに行動しております。憶測が過ぎますな。
アミダラ: いずれ分かるでしょう。
Rune: 彼女の言うとおりです。元老院は決して・・・
Nute: もはや手遅れだ。
Rune: 彼女は攻撃を予期していると思われますか?
Nute: わからん。だが、急いで地上のすべての通信を遮断しなければならん。

Theed Palace -- Throne Room

パルパティーン: 特使がそちらにおらず、交渉が始まっていないですと?それは本当ですか?議長からは特使は到着したと伺っています。きっと・・・交渉に・・・細工が・・・特使は・・・誰も・・・
アミダラ: パルパティーン議員。どうしました?
Panaka: 通信装置を調べろ。
Bibble: 通信の遮断が意味するものはただ1つ・・・侵略です。
アミダラ: 連合もそこまではしないでしょう。
Panaka: 元老院が貿易特権を剥奪すれば、彼らはおしまいです。
アミダラ: 交渉に頼り続けるしかありません。
Bibble: 交渉ですと?すべての通信が途絶えました。そして、議長の特使も行方不明なのですよ?
Panaka: これは危険な状況です、陛下。我々の義勇防衛軍では連合軍の圧倒的な戦力には歯が立ちません。
アミダラ: 私には戦争へ導くような行為を見過ごすことはできません。

 

ナブーの若きアミダラ女王は、元老院がこの問題の解決に動き出したことをガンレイ総督に告げ、封鎖の解除を求めていた。だが、もはや後に引けなくなったガンレイは一気に侵略軍の上陸を開始させ、星系内の通信をすべて遮断してしまう。通商連合の大規模なドロイド軍が首都シードへと侵攻し、市内は一瞬にして占領されてしまうのだった。

ジャージャー登場

そのころ、地上に降りた2人のジェダイは故郷から追放されたグンガンのジャー・ジャー・ビンクスと出会い、彼に連れられてグンガンの水中都市オート・グンガへと向かっていた。彼らはグンガンの領主であるボス・ナスと対面し、ナブーの危機を訴えるが、人間と反目するグンガンたちは耳を貸そうとしない。

Nass: チッ、チッ、チッ、チッ、チッ、チッ、チッ!お前たちは招かざる客だ。マキニクスの軍隊が新たな戦いを仕掛けてくる。
クワイ=ガン: ドロイド軍はナブーを攻撃するつもりです。彼らに警告しなければなりません。
Nass: ナブーは好かん。チッ、チッ、チッ、チッ、チッ。ナブーのやつらは自分たちが利口だと思っている。やつらは頭脳がでかいと考えておるのだ。
オビ=ワン: あのドロイドたちが地上を支配すれば、次はあなたがたを支配するでしょう。
Nass: わしはそうは思わん。やつらはわしらの存在を知らん。
オビ=ワン: あなたがたとナブーは共生関係にあります。どちらか片方に起こったことは他方にも影響を及ぼすのです。このことを理解してください。
Nass: ナブーのことなど知ったことか。
クワイ=ガン: ジャー・ジャー・ビンクスはここでどうなるのですか?
Nass: こやつは即刻処罰される。
ジャージャー: うう。
クワイ=ガン: 私は彼の命を救いました。彼は私に「命の借り」とやらがあります。神々は直ちに彼の命を私に託すよう命じるはずです。
Nass: ビンクス、お前はこの男に命を救われたのか?
ジャージャー: へっ、へい。
Nass: ついて行け!

 

ジェダイはひとまず説得を諦め、ジャー・ジャーを引き取ってシードへと向かうのだった。

 

地上では既に首都周辺がすべて連合軍に制圧されており、アミダラ女王もドロイドたちに捕らえられてしまう。

だが、連行される途中、女王らはジェダイによって救出され、元老院議会で危機を訴えるべく、コルサントへの逃亡を試みるのだった。女王の一行を乗せたロイヤル・スターシップがナブーを飛び立ち、連合艦隊の封鎖線へと接近する。船は集中放火を受けシールドを失うが、間一髪のところでこの危機を救ったのはアストロメク・ドロイドのR2-D2だった。

R2D2初登場

彼らは無事に封鎖を突破するが、ハイパードライブが攻撃によって損傷してしまい、パーツ交換をしなければならない状況だった。女王とジェダイたちは仕方なくハットの犯罪王が支配する辺境の無法惑星タトゥイーンへと向かうことになる。一方、ガンレイたちが女王を取り逃がしたことを知ったシディアスは、弟子のダース・モールを放ち、女王の追跡を命じる。次第に状況が手に負えなくなっていくことに、ガンレイたちは不安を隠せなかった。

ロイヤル・スターシップがタトゥイーンの砂漠地帯に着陸し、クワイ=ガン、アミダラの侍女のパドメ、ジャー・ジャー、そしてR2-D2が交換用のハイパードライブを求めて近郊の都市モス・エスパへと向かう。彼らはそこで強欲なトイダリアン、ワトーが経営するジャンク店に入 る

パドメ初登場

アナキン初登場

アナキン: お姉ちゃん、天使なの?
パドメ: え?
アナキン: 天使だよ。宇宙パイロットから聞いたことがあるんだ。天使は宇宙で一番美しい生き物なんだってさ。確か、アイエゴの月に住んでるんだ。
パドメ: あなた、面白い子ね。どうしてそう思うの?
アナキン: ここに来た商人や宇宙パイロットのみんなから聞いてるんだ。僕もパイロットだよ。いつかここから飛び立って行くんだ。
パドメ: パイロットですって?
アナキン: うん。生まれたときからね。
パドメ: いつからここにいるの?
アナキン: ずっと前からだよ。3歳のときかな。ママと僕はガーデュラ・ザ・ハットに売られたんだけど、彼女がポッドレースの賭けで僕らを手放したんだ。
パドメ: あなた奴隷なの?
アナキン: 人間だよ。名前はアナキン。
パドメ: ごめんなさい。理解できないことが多くて。ここは分からないことだらけなのよ。

アナキン登場

 

目当てのパーツを見つけるが、共和国に属さないタトゥイーンでは共和国クレジットが通用せず、買取は断念せざるを得なかった。

 

 

Mos Espa -- Watto's Junkyard

 ワトー登場
クワイ=ガン: クレジットならあるぞ。
Watto: いらねぇよ!なんだ、ひらひら手を振りやがってジェダイか何かにでもなったつもりか?わしはトイダリアンだ。マインド・トリックなんざわしには効かねぇ。金がすべてだ。金がないならパーツはやらん、取引はなしだ。言っておくが、T-14ハイパードライブを持ってるのはわしだけだからな、覚えておけよ。

一行はやむなく店を出て対策を思案するが、打つ手はない。やがて砂嵐が街を襲い、彼らはワトーの店で働いていた9歳の奴隷少年、アナキン・スカイウォーカーの家に招かれる。

  • Mos Espa -- Anakin's Hovel

    アナキン: ママ!ママ、帰ったよ!
     
    シミ登場
     
    ジャージャー: ああ、いいところね。
    アナキン: 友達を連れてきたよ、ママ。
    ジャージャー: こんちは。
    クワイ=ガン: クワイ=ガン・ジンです。
    アナキン: 僕、ドロイドを作ってるんだ。見てみない?
    クワイ=ガン: 息子さんが親切にも我々を避難させてくれまして。
    アナキン: おいでよ。3POを見せるよ。
    ジャージャー: おっ、ムーイ・ムーイ。
    アナキン: すごいでしょ?まだ完成してないんだけど。
    パドメ: すばらしいわ。
    アナキン: 本当にそう思う?ママを手伝うプロトコル・ドロイドだよ。見て。

    C-3PO登場

  • アナキンは自力でポッドレーサーやプロトコル・ドロイドのC-3POを組み立ててしまう天才少年だった。そこで彼らはアナキンとその母シミの話を聞き、ワトーが無類のギャンブル狂であることを知ると、後日開催されるポッドレース大会、ブーンタ・イヴ・クラシックを利用してパーツを手に入れることを思いつく。そしてこのとき、クワイ=ガンはアナキンに信じられないほど強大なフォースが宿っていることを見出したのだった。

    Mos Espa -- Anakin's Hovel

    シミ: 奴隷にはみんな、体内のどこかに送信機が埋め込まれているんです。
    アナキン: 爆弾を見つけ出そうとしてスキャナーで探してるんだ。
    シミ: もし逃げ出そうとしたら・・・
    アナキン: 吹っ飛ばされるんだよ!ボンッてね!
    ジャージャー: シドいわ!
    パドメ: この銀河にまだ奴隷制が存在しているなんて信じられないわ。共和国には奴隷禁止法があるのに。
    シミ: ここには共和国は存在しないんです。自分たちの力で生きていかなくては。
    ジャージャー: 失礼。
    アナキン: 誰か、ポッドレース見たことある?
    クワイ=ガン: マラステアで見たことがある。超高速でとても危険だ。
    アナキン: 人間で操縦できるのは僕だけだよ。
    クワイ=ガン: ポッドを操縦できるなら、ジェダイ並みの反射神経だな。
    クワイ=ガン: 二度とやるな。
    アナキン: おじさん、ジェダイ・ナイトでしょ?
    クワイ=ガン: なぜそう思うんだい?
    アナキン: レーザー・ソードを見たんだ。その武器を持ってるのはジェダイだけだよ。
    クワイ=ガン: ジェダイを殺して奪ったのかもしれんぞ。
    アナキン: それはないよ。ジェダイは誰にも殺せない。
    クワイ=ガン: だといいんだがな。
    アナキン: ジェダイになる夢を見たよ。ここへ戻ってきて、奴隷たちをみんな解放してやるんだ。僕たちを解放しに来たんでしょ?
    クワイ=ガン: そうではないんだ。
    アナキン: そうだと思うよ。他にこんなところへ来る理由がある?
    クワイ=ガン:
    mission.
    君を欺くことはできないな、アナキン。我々はとても重要な任務をもって、共和国の中心にある星系、コルサントへ向かう途中なんだ。
    アナキン: どうしてこんなアウター・リムにたどり着いたの?
    パドメ: 船が故障してしまって、修理ができるまでここに足止めを食らってるのよ。
    アナキン: 助けてあげるよ。僕は何でも直せるんだ。
    クワイ=ガン: だろうな。だが、まずは必要なパーツを手に入れなければならん。
    ジャージャー: でも買うお金がぜんぜんないのよ。
    パドメ: あのジャンク屋の主人に何か弱みがあればいいのだけど。
    シミ: ギャンブルよ。ここではすべてがあの恐ろしいレースへの賭けを中心に動いているの。
    クワイ=ガン: ポッドレースか。貪欲は強力な味方になる。
    アナキン: 僕、レーサーを作ったよ。これまでで一番速いんだ。明日のブーンタ・イヴには大きなレースがある。僕のポッドに賭ければいいんだよ。
    シミ: アナキン!ワトーが許さないわよ。
    アナキン: ワトーは僕が作ったことを知らない。
    アナキン: おじさんがあれを自分のものだと思わせて、僕に操縦させるよう言えばいいんだよ。
    シミ: あなたにはレースに出て欲しくないのよ。恐ろしいわ。ワトーが出場させるたびに、いつも死ぬ思いよ。
    アナキン: でもママ、レースが大好きなんだよ。賞金だって必要なパーツを買っても余るほどだよ。
    クワイ=ガン: アナキン、お母さんの言うとおりだ。
    クワイ=ガン: 我々の助けになってくれる共和国に友好的な人はいませんか?
    シミ: いないわ。
    アナキン: ママ、言ってたよね。宇宙で一番大きな問題はみんなが助け合わないことだって。
    パドメ: クワイ=ガンは息子さんを危険にさらしたくないんです。
    クワイ=ガン: 他の方法を探さねば。
    シミ: いいえ。他の方法なんてないわ。気に入らないけど、この子が助けになります。この子が助ける運命なのよ。

     

    パドメの反対を無視し、クワイ=ガンはワトーにポッドレース賭博での共闘を申し込む。条件は、アナキンを出場させ、この少年が勝てば賞金の分け前と引き換えにクワイ=ガンがハイパードライブを手にし、負ければワトーにロイヤル・スターシップを提供するというものだった。どちらに転んでも損のないワトーはそれを快諾し、取引は成立する。その夜、アナキンは翌日のレースに備えてレーサーを完成させ、床に付いた。そして、クワイ=ガンはアナキンから採取した血液サンプルをオビ=ワンに送信し、アナキンがマスター・ヨーダをも凌ぐミディ=クロリアン値を持つことを確認する。そのころ、シス卿ダース・モールも女王を追ってタトゥイーンに到着していた。彼はプローブ・ドロイドを街に放ってジェダイと女王の行方の捜索を開始する。

    Mos Espa -- Slave Quarters

    オビ=ワン: 計画が失敗したらどうするつもりですか、マスター?当分ここから動けなくなりますよ。
    クワイ=ガン: だが、助けを求めるには危険が大きすぎる。それに、動かない船があってもどうにもならんだろう。それよりもあの少年には何かがある。
    クワイ=ガン: 誇るべきお子さんですよ。何の見返りもなく我々を助けてくれる。
    シミ: ええ、あの子には欲というものがないんです。あの子には・・・
    クワイ=ガン: あの子には特別な力がある。
    シミ: ええ。
    クワイ=ガン: あの子は物事が起こる前にそれを察知することができる。すさまじい反射神経があるのもそのためです。ジェダイの素質だ。
    シミ: 奴隷の人生がふさわしい子じゃないんです。なのに、どうして。
    クワイ=ガン: 共和国に生まれていれば、早期に見つけられていたでしょう。あの子は異常なまでにフォースが強い。それだけは確かです。父親は誰ですか?
    シミ: 父親はいないんです。私が身ごもり、産んで、育てました。何が起こったのか分かりません。あの子を助けてあげてください。
    クワイ=ガン: それは無理です。実のところ、奴隷を解放するためにここへ来たのではないんです。

     

    夜:クワイは、アナキンの傷の手当をすると嘘をついて、アナキンの血を採取、分析した。

    クワイ=ガン: オビ=ワン?
    オビ=ワン: はい、マスター?
    クワイ=ガン: 今から送る血液サンプルを分析してくれ。
    オビ=ワン: しばしお待ちを。
    クワイ=ガン: ミディ=クロリアン値を知りたい。
    オビ=ワン: チャートを振り切ってます。20,000以上だ。マスター・ヨーダでさえ、こんな高いミディ=クロリアン値はありませんよ。
    クワイ=ガン: どんなジェダイでもないさ。
    オビ=ワン: どういうことですか?
    クワイ=ガン: 分からん。

     

    翌朝、ついにブーンタ・イヴ・クラシックが開催され、銀河全域から集まった総勢18名のレーサーたちが、命と名誉を賭けた大勝負に挑むことになる。優勝経験のないアナキンにパドメは不安を隠せずにいたが、クワイ=ガンはこの少年に絶対的な信頼を寄せていた。だが、アナキンの所有者であるワトーは常勝無敗の残忍なレーサー、セブルバに全財産を投入するという。そこでクワイ=ガンはワトーにもう1つの勝負を申し込んだ。彼はアナキンが勝利する方にアナキンが使うレーサーを賭け、ワトーにアナキン自身を要求したのである。

    Podrace

    主催者ジャバ・ザ・ハットの合図と共に、ついにレースが開始された。アナキンはスタートのエンジン・トラブルで大きく出遅れるが、驚異的な反射神経で次々とライバルを出し抜き、トップとの差を詰めていく。一方、セブルバは卑劣な手段で他のレーサーを妨害し、後続の出場者たちを抹殺していった。最終的に先頭グループはアナキンとセブルバの一騎打ちとなり、そこでもセブルバの卑怯な手口によってアナキンは絶体絶命の危機に立たされる。だが、アナキンにはフォースが付いていた。競技場に戻る直前にセブルバのレーサーはクラッシュし、若干9歳の人間の少年が見事な初優勝を遂げたのである。

    ワトーはこのレースですべてを失い、アナキンは奴隷から解放された。クワイ=ガンは彼をコルサントへ連れて行き、ジェダイの訓練をさせると約束するが、その前に母との別れという現実が立ちはだかる。ワトーがシミを手放さなかったのだ。アナキンが母と作りかけのC-3POに別れを告げると、彼女は幼い息子に夢に向かって進めと言い残し、タトゥイーンに留まるのだった。

     

    クワイ=ガン: そして、この子は解放された。
    アナキン: え?
    クワイ=ガン: 君はもう奴隷じゃない。
    アナキン: 聞いた?
    シミ: ついに夢を実現できるのよ、アニー。あなたは自由なのよ。
    シミ: この子を連れて行くんですか?この子はジェダイになるんですか?
    クワイ=ガン: はい。この出会いは偶然ではなかった。偶然からは何も生まれないのです。
    アナキン: あの宇宙船で連れて行ってくれるってこと?
    クワイ=ガン: アナキン、ジェダイになるための修行は容易なことじゃない。たとえうまくいっても、つらい人生が待っている。
    アナキン: でも、それを待ち望んでたんだ。ずっと夢見ていたんだよ。
    アナキン: 行ってもいいでしょ、ママ?
    シミ: アナキン、道はあなたの前に敷かれているのよ。自分一人で決めなさい。
    アナキン: 行きたい。
    クワイ=ガン: じゃあ、荷物を準備するんだ。時間がない。
    アナキン: ヤピー!
    アナキン: ママはどうなるの?ママも自由になったの?
    クワイ=ガン: お母さんも自由にしようとしたよ、アニー。だが、ワトーが手放さないんだ。
    アナキン: 一緒に来ないの、ママ?
    シミ: 坊や、私の居場所はここなのよ。私の未来はここにあるの。さあ、行く時間よ。
    アナキン: 一緒にいたいよ。
    シミ: でも、運命は変えられないのよ。陽が沈むのをとめられないのと同じなの。愛してるわ。さあ、急ぎなさい。
    シミ: ありがとう。
    クワイ=ガン: 息子さんの面倒は任せてください。約束します。大丈夫ですか?
    シミ: ええ。

     

    アナキン: 嫌だよ、ママ。やっぱり置いて行けない。
    シミ: アニー。
    アナキン: また会えるよね?
    シミ: 心の声は何て言ってる?
    アナキン: 会えるって。きっと。そう思う。
    シミ: じゃあ、また会いましょう。
    アナキン: 戻ってきて、自由にするよ、ママ。約束する。
    シミ: さあ、勇気を出して、振り向かないで。振り向いてはダメよ。

    ダースモール登場

    そして、アナキンとパーツを手に入れたクワイ=ガンはこの惑星から離れるため船へと急ぐが、そこにダース・モールが襲い掛かる。

     

     

    だが、老練なジェダイ・マスターは謎の戦士の凄まじい連続攻撃をなんとか回避し、難を逃れたのだった。ロイヤル・スターシップの中でアナキンはオビ=ワンに紹介され、一行はようやくコルサントへと向かうことになる。そのとき、アナキンはパドメに密かな恋心を抱いていた。

     

     

    Royal Starship

    Bibble: 死んだ犠牲者の数は絶望的です。彼らの要求を呑むしかありません。どうか私にご連絡を。
    パドメ: 大丈夫?
    アナキン: すごく寒い。
    パドメ: 暖かい惑星から来たからね、アニー。私には暑すぎたわ。
    アナキン: 悲しそうだよ。
    パドメ: 女王が心を痛めているの。国民たちが苦しんで、死んでいるのよ。元老院に調停をお願いしなければ、私にもどうなるか分からないわ。
    アナキン: お姉ちゃんのためにこれを作ったんだ。だから僕のこと忘れないで。ジャパーの木片を彫ったんだ。幸運のお守りだよ。
    パドメ: きれいだわ。でも、これがなくてもあなたのことは忘れないわよ。首都に着いたらたくさんのことが起こるけど、あなたへの思いは変わらないわ、アニー。
    アナキン: 僕もお姉ちゃんのこと思ってるよ、でも、僕は・・・
    パドメ: お母さんに会いたいのね。

     

    そのころナブーではすでに全土が通商連合の支配下に置かれており、市民が苦しめられ、一刻の猶予も辞さない状況だった。一方、コルサントに到着したアミダラはナブー選出のパルパティーン議員と会談し、共和国の腐敗の現状を知らされる。すでに多数の議員が通商連合に買収されており、汚職疑惑で信頼を失ったヴァローラムの体制では、現状を打破するのは難しいというのだ。パルパティーンはアミダラに議長罷免の動議を提出するよう進める。しかし、女王にはそんな回り道をしている時間はなかった。

    ヨーダ、メイス登場

    一方、コルサントに一際高くそびえるジェダイ聖堂ではジェダイ評議会が招集されており、クワイ=ガンとオビ=ワンがマスターたちを前にシスの復活について報告を行っていた。メイス・ウィンドゥをはじめとする評議会の重鎮たちはその報告に懐疑的だったが、シスの脅威について調査を開始することを決定する。

    クワイ=ガン: かの者はジェダイの武芸の訓練を受けていました。私の唯一の直感では、シス卿に間違いありません。
    Ki-Adi: ありえない。シスが滅んで1,000年だ。
    メイス: 我々が知らぬ間にシスが復活しているとは思えん。
    ヨーダ: うむ、見づらいからの、ダークサイドはな。
    メイス: この謎の解明に我々の総力を注ぎ込もう。襲撃者の正体を解き明かす。フォースが共にあらんことを。
    ヨーダ: マスター・クワイ=ガン。まだ言うことがあるのか?
    クワイ=ガン: お許しとあらば、マスター、フォースの輻輳に出会いました。
    ヨーダ: 輻輳とな?
    メイス: その中に人物がいたのか?
    クワイ=ガン: 少年です。彼の細胞にはこれまでに見てきた生物の中でもっとも高濃度のミディ=クロリアンが凝縮されていました。ミディ=クロリアンによって創造された可能性があります。
    メイス: フォースの均衡をもたらす者の予言のことを言っているのか?それがその少年だと思うのか?
    クワイ=ガン: 推測ではありませんが・・・
    ヨーダ: もうよい。要点をはっきり言うがよい。
    クワイ=ガン: その少年をテストしてほしいのです、マスター。
    ヨーダ: ほお?その子にジェダイの訓練を要求するのだな?
    クワイ=ガン: 彼との出会いはフォースの意思です。疑う余地はありません。
    メイス: では、連れてくるがいい。

     

     

    また、クワイ=ガンはタトゥイーンで運命の出会いを果たしたアナキンをジェダイ訓練生としてオーダーに迎え入れたいと申し出た。彼はアナキンこそが予言に示されたフォースに均衡をもたらす「選ばれし者」だと信じていたのだ。評議会はアナキンをテストすると告げるが、他人に共感を持ちやすいクワイ=ガンの性格に彼らが疑いを抱いているのもまた事実だった。

    Coruscant -- Jedi Temple

    オビ=ワン: あの子は評議会のテストに合格しませんよ、マスター。年を取りすぎてます。
    クワイ=ガン: アナキンはジェダイになる。約束しよう。
    オビ=ワン: これ以上評議会に逆らわないでください、マスター。
    クワイ=ガン: すべきことをするだけだ、オビ=ワン。
    オビ=ワン: 規範にきちんと従っていれば、評議会の席にも着いていたでしょう。今回は彼らもあなたには賛同しませんよ。
    クワイ=ガン: お前にはまだ学ぶべきことが多いな、若きパダワンよ。

     

     

    元老院ではナブー問題を扱う臨時議会が召集され、アミダラが来賓として祖国の惨状を訴えていた。しかし、それを虚言だと主張する通商連合の議員団が真っ向から対立し、議会は紛糾する。そこで、マラステアの議員団は調査チームをナブーへ派遣し、事実確認を急ぐようにと進言するのだった。アミダラは国民が苦しんでいるときにそんな猶予はないと主張するが、ヴァローラム議長は既に官僚の言いなりになっており、実権はないに等しかった。女王はついにパルパティーンの提案どおり、議長の解任決議を要求し、満場一致で可決される。うなだれるヴァローラムを尻目に、パルパティーンは密かに微笑んでいた。

    ジェダイ評議会ではアナキンのテストが行われ、この少年の類まれなる才能が認められていた。

    Jedi Temple -- Council Chambers

    アナキン: 船。カップ。船。スピーダー。
    ヨーダ: ふむ。気分はどうじゃ?
    アナキン: 寒いです。
    ヨーダ: 怖いかね?
    アナキン: いいえ。
    ヨーダ: 見えるぞ、そなたの心の中がな。
    メイス: 感情に注意するのだ。
    Ki-Adi: 母親を強く思っているな。
    アナキン: 会いたいです。
    ヨーダ: うむ。母親を失うのが怖いのじゃな?
    アナキン: それが何の関係があるんですか?
    ヨーダ: すべてじゃよ。恐怖はダークサイドへ至る道じゃ。恐怖は怒りに通じる。怒りは憎しみに通じる。憎しみは苦しみに通じるのじゃ。お前の心に大きな恐怖を感じるぞ。

     

    しかし、同時にアナキンの心に潜む影、母親と離れ離れになった不安がヨーダやメイスに暗雲を投げかけていたのも事実である。一方、アミダラのもとにはパルパティーンが新議長候補として選出されたという知らせが届いていた。ナブーは今回の事件で同情を集めており、パルパティーンの勝算は高い。だが、共和国衰退の現実を思い知らされたアミダラは、結果を待たずに故郷へ戻る決断をし、帰路を急ぐのだった。

    また、クワイ=ガンはアナキンの不合格を通告されると、評議会に背いて彼を訓練すると宣言する。

    Jedi Temple -- Council Chambers

    Ki-Adi: この子はフォースが強い。
    クワイ=ガン: では、訓練を受けるのですね?
    メイス: いや、訓練は行われない。
    クワイ=ガン: なんですと?
    メイス: 年を取りすぎている。
    クワイ=ガン: この子は選ばれし者です。分かっているでしょう。
    ヨーダ: うむ。曇っておるのじゃ、この子の未来がな。
    クワイ=ガン: では、私がこの子を訓練します。アナキンを私のパダワン見習いとする。
    ヨーダ: 弟子にするとな、クワイ=ガン。2人目を取ることはできんぞ。
    メイス: 規範が禁じている。
    クワイ=ガン: オビ=ワンは準備ができています。
    オビ=ワン: 私は試練に向かう準備ができています。
    ヨーダ: わしらが判断することじゃ、誰の準備ができているかはな。
    クワイ=ガン: 頑固でリビング・フォースについて学ぶべきことも多いですが、優秀です。私から学べることはもうほとんどありません。
    ヨーダ: 若きスカイウォーカーの運命は後で決めるとしよう。
    メイス: いまはそれどころではないのだ。元老院は新最高議長を決める投票に入り、アミダラ女王が故郷へ戻った。これは連合にとって圧力となり、対立は深まるだろう。
    Ki-Adi: そして、女王を狙う襲撃者を呼び寄せる。
    メイス: 女王と共にナブーへ行き、闇の戦士の正体をつかむのだ。これはシスの謎を解き明かすのに必要な糸口となる。
    ヨーダ: フォースが共にあらんことを。

    Coruscant -- Landing Platform

    オビ=ワン: 失礼なことを言うつもりはありません、マスター。真実なんです。
    クワイ=ガン: お前の視点ではな。
    オビ=ワン: あの子は危険です。皆それに気づいています。なぜ分からないのですか?
    クワイ=ガン: あの子の運命は不確かだ。危険ではない。評議会があの子の未来を決める。お前にとってもよい結果になるだろう。さあ、行くぞ。
    アナキン: クワイ=ガンさん、僕は問題児になりたくない。
    クワイ=ガン: ならないよ、アニー。訓練することはできないが、私を観察して、心に留めるんだ。常に忘れてはならん。意思の集中が君の真実を決めるんだ。私の近くにいれば安全だ。
    アナキン: マスター、ヨーダがミディ=クロリアンって言ってるのが聞こえたんだけど。ミディ=クロリアンって何なの?
    クワイ=ガン: ミディ=クロリアンはあらゆる生きた細胞の中に存在する微小生命体だ。
    アナキン: 僕の中にもいるの?
    クワイ=ガン: もちろん、君の細胞の中にもいる。我々はミディ=クロリアンと共生関係にあるんだ。
    アナキン: 共生?
    クワイ=ガン: 共通の利点のために共存する生命体だ。ミディ=クロリアンなしでは生命は存在できないし、我々はフォースの知識を手に入れることもできない。彼らは絶えず我々に語りかけ、フォースの意思を伝えてくれるんだ。心を静めることを学べば、君にも彼らの声が聞こえるようになる。
    アナキン: 分からないや。
    クワイ=ガン: 時が経ち、訓練を積めば分かるよ、アニー。きっと分かるようになる。
    クワイ=ガン: 陛下、引き続きお仕えし、お守りできるとは光栄です。
    アミダラ: 助力を感謝します。パルパティーン議員は連合が私を抹殺することを恐れているのです。
    クワイ=ガン: そんなことはさせません。お約束します。
    ジャージャー: おいら、おうちに帰れるー!
    アナキン: 行こう、R2。

     

    だが、評議会はアナキンの処遇については引き続き協議するとし、それよりもナブー事件の真相解明が急務であると告げた。クワイ=ガンとオビ=ワンは再びアミダラの護衛となり、アナキンとジャー・ジャーを連れてナブーへと戻るのだった。

    ジェダイと女王がナブーを目指していることを知ったシディアスは、再びモールを派遣し、ジェダイとの戦いを命じる。一方、無謀な行動かと思われたアミダラには秘策があった。彼女はジャー・ジャーの案内でグンガンの避難所へと向かい、ボス・ナスと対面する。そこでパドメが彼らに片膝を付き、ナブー解放への助力を願い出たのである。パドメこそがアミダラ女王本人だったのだ。

    このときナブーとグンガンとの長年の確執が解消され、両種族は力を合わせて侵略者を撃退することになったのだ。

     

     

    グンガンの偉大なる部隊が草原でドロイド軍と乱戦を繰り広げる。和解の立役者となったジャー・ジャーは将軍に任命され、時間稼ぎのための陽動作戦を指揮することになった。その間、ナブーの警備隊はジェダイの力を借りてドックを確保し、戦闘機で上空のドロイド司令船を目指していた。司令船を破壊すれば、すべてのドロイドを不能にすることができるのだ。そして、アミダラ率いる少数チームが王宮に侵入し、ガンレイ総督を拘束するのである。だが、その前にダース・モールが立ちはだかった。クワイ=ガンとオビ=ワンはシスと対峙し、その間にアミダラたちが玉座の間へと急ぐ。そのとき、アナキンとR2は隠れて乗っていた戦闘機を起動させてしまい、宇宙での戦いに参加することになってしまう。

    アミダラは侍女のサーベを囮に使い、あっさりとガンレイ総督の身柄を拘束する。だが、グンガン軍、戦闘機部隊、そしてジェダイの戦いはいずれも劣勢だった。この状況を一気に打破したのはアナキンの活躍である。フォースを味方につけた彼はドロイド司令船のシールドをかいくぐって内部へと侵入し、主反応炉を破壊、船を大破させたのだった。その瞬間にドロイド軍は動作を停止させ、グンガン軍に勝利をもたらした。しかし、シード王宮の奥深くで戦っていた2人のジェダイは苦境に立たされていた。

    クワイ=ガン死す

    オビ=ワンが戦いから切り離され、その間にモールが圧倒的な力でクワイ=ガンを仕留めたのである。

    Theed Palace -- Power Generator Room

    オビ=ワン: マスター!

     

    次の瞬間、師を失ったオビ=ワンが怒りに任せてモールに襲い掛かるが、力の差は歴然だった。

    だが、一瞬の油断が両者の命運を分けた。

    ダース=モール死す

    オビ=ワンの起死回生の一撃が慢心したシス卿の体を引き裂き、ナブーの戦いに終止符を打ったのだ。

    クワイ=ガンは最期の力を振り絞って弟子にアナキンを託し、この世を去るのだった。

     

    Theed Palace -- Power Generator Room

    クワイ=ガン: いや、もう・・・もう手遅れだ。
    オビ=ワン: そんな。
    クワイ=ガン: オビ=ワン。約束だ・・・約束してくれ。あの子を訓練するんだ。
    オビ=ワン: はい、マスター。
    クワイ=ガン: あの子は選ばれし者だ。均衡をもたらしてくれる。あの子を鍛えるんだ。

    Theed Palace -- Plaza

    やがて新議長に当選したパルパティーンとジェダイ評議会のメンバーたちがナブーに到着する。ヌート・ガンレイとその副官ルーン・ハーコは共和国当局に引き渡され、司法の手に掛かることになった。パルパティーンはオビ=ワンに礼をいい、アナキンの将来に期待の声をかけると、アミダラと共に祖国と共和国の発展を誓う。

    アミダラ: さて、総督。元老院に戻って今回のことについてすべて説明してください。
    Panaka: 貿易特権ともこれでおさらばだな。
    パルパティーン: 君の勇敢な行為には借りができたな、オビ=ワン・ケノービ。そして君もだ、若きスカイウォーカー。君の成長を興味深く見守っているよ。
    アミダラ: 当選おめでとう、議長。
    パルパティーン: あなたの大胆な行動が国民を救ったのですよ、陛下。祝福されるべきはあなたです。共に力を合わせ、共和国に平和と繁栄をもたらしましょう。

     

    また、オビ=ワンはヨーダにクワイ=ガンの遺言を伝え、アナキンを弟子とすることを了承させていた。

    Theed Palace -- Turret Room

    ヨーダ: そなたにジェダイ・ナイトの地位を与えよう、評議会はな。じゃが、そなたがあの少年をパダワン見習いとすることには同意できんぞ、わしはな。
    オビ=ワン: クワイ=ガンはあの子を信じていました。
    ヨーダ: 選ばれし者かもしれんがの。じゃが、大きな危険を感じるのじゃよ、あの子を訓練するにはな。
    オビ=ワン: マスター・ヨーダ、これはクワイ=ガンの遺言です。私はアナキンを訓練します。
    ヨーダ: ほお!
    オビ=ワン: たとえ評議会の許しがなくても、必ずやります。
    ヨーダ: クワイ=ガンの反抗心があるのぉ、そなたには。不要じゃ、そなたにはな。評議会は同意した。そなたの弟子じゃ、スカイウォーカーはな。

    その夜にはクワイ=ガンの葬儀も執り行われ、ヨーダとメイスは現実となったシスの出現に警戒心と不安を抱く。

    Theed -- Funeral Temple

    アナキン: これから僕はどうなるの?
    オビ=ワン: 評議会からお前を訓練する許可が出た。お前はジェダイになる。約束しよう。
    メイス: 謎の戦士はシスに違いありません。
    ヨーダ: うむ。常に2人じゃ、やつらはな。それ以上でも、以下でもない。マスターと弟子じゃ。
    メイス: しかし、倒されたのはどちらでしょう?マスターか、弟子か?

    Theed Palace -- Plaza

    そして翌日、シードでナブー解放とパルパティーンの議長就任、そしてナブーとグンガンの共存の実現を祝う盛大なパレードが開催された。民衆は平和を誓い、歓喜に溢れたのである。

    ジャージャー: やあ、みんな!
    Nass: 平和を!
    ジャージャー: ヤッホー!
     

    エピソード II