山頂は雲の上にあった。それが目印となって、おおよその地形が読み取れた。
この下に平野があるかもしれないと思われるところで、ファビアンは、エンジンを切った。
相棒:なにしてる。
ファビアン:これから墜落をすることにする。地表が見えたら、最後の燃料で、エンジンを再起動する…
相棒:見えなかったら?
ファビアン:ペシャンコさ
ギューン…機体はまっさかさまに落ちて行った…
ファビアン:ダメだ!何も見えない!
だが、急降下している時、地面にわずかな光が見えた。
ファビアン:まさかこんなところに灯りが?・・・えーいい、ままよ・・・
ズガーン!ほとんど胴体着陸に近く、その衝撃が全身を駆け抜けた。

ガラガラ ピシャーン!
なんだこいつは?雷神か?ははは、神がみえるようじゃ俺はあの世までフライトしちまったようだぜ。
痛みから意識を失った…