*二−1−Aお化けとなる条件反射
人間としての価値の喪失 その克服 普通条件反射はややこしいことにはならないが、場合によっては、なんでもないことなのに、我々にとってはお化けに見えてくる場合がある。つまらぬ不安で行動が狭められるとか、例えば小さい頃に虐待されたために、大人になっても劣等感の条件反射感情に悩まされるような場合である。特に小さい頃、親にないがしろにされていたり、誰かに性的に玩ばれるなど、人間としての尊厳を犯されたような場合にそのようなことがよく起こる。「人間としての価値」を喪失した感情(自分はダメな人間なんだというような)が、記憶の中に焼き付けられ、その感情が大人になっても条件反射的に発動し、劣等感を感じさせるわけである。
では、どのようにして邪魔になる条件反射を克服したらようだろう。