*生物の主観の限界
寒さに耐えるために皮下脂肪を蓄えるべく脂肪を意識して摂取することはできる。 しかし、それ以上に生物的に自己を進化させることは我々にすらできない。わずかに知っていることを多く行つたり、調整するのみである。
そもそも生物の生命は自分の体の構造と機能については全く無知なのである。接近する天敵を見据えるために限という器官を進化させようとしたのは何の力によるものなのか?
つまり、生物の主観ができることはごくわずかである。環境への適応の為に肉体を改良するためには、主観以外の高度な知性が必要なのである。こうしたことを推進させた力が生命そのものである。
そしてその生命には驚異的な知性の存在を認めざるを得ない。内的能動原理には、その生物の生命とともに驚異的な知性の存在も不可欠なのである。