*五・生物の三つの活力源 活力源としての組織  

 進化は組織化、総合化することによって進むが、実は活力を得る方法の一つがまたこの組織化であ る。

 @環境にチャレンジする場合  

 環境があまりに理想的であると、生物は惰性になり退化する。常にほどほどの厳しさか、あるいは変化があることが生物を活力つけているのだ。 故に、環境が厳しくなければ我々は自らに厳しくしなければならない。こうしたことがでさるのは唯一人間だけである。これは生物だけでなく、文明の発展の条件ともいえる。

A生物間にて競争する場合

 同様に生物に囲まれた生物環境においても、ある程度の厳しさが常に必要とされる。またそれが生物の世界に競争が存在する一つの理由でもある。

 B組織を形成する場合

  競争をしつつも、生命的存在は基本的に融合に向かい、組織化に向かう。   <互いに孤立している状態>は、あくまで<進化的にはまだ低い状態>であり、不完全な前段階の状態である。

 

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