*進化と遺伝子の問題 突然変異は遺伝子の変化によって起こるから、進化は遺伝のレベルでも語られなければならない。 *一:遺伝子は目的を持って変化する。遺伝子の突然変異はむしろ適応にはマイナスに働く。偶然の突然変異は有害であるため、突然変異の現れた個体は、多くの場合、発生の初期に死んでしまう。 長い年月を経て築かれた遺伝子プログラムの微妙なバランスを崩すからであろう。 *二:獲得形質が直接遺伝子に影響をするというほど簡単ではないにしろ、それが全く無関係であるとは言い切れない。 *三:個体だけではなく、種全体として遺伝子を同時に変化させている可能性 一つの個体だけ突出して変化したのでは逆に仲間からはみ出てしまい生存に不利。 HOME |